夢の世界とカタストロフィ

夢の世界とカタストロフィ
―― 東西における大衆ユートピアの消滅 ―― 
スーザン・バック・モース
堀江 則雄 訳

冷戦の終結は,世界の歴史地図に根本的な変化を引き起こした.それは資本主義の勝利ではなく,フランス革命以来の近代の夢の世界そのものの破局であった.ネオリベラリズムに簒奪された冷戦後の世界の中に,高名なベンヤミン研究者が導入しようとする歴史の目覚めとは? そして新しい世界の編成原理とは? 

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タイトルは精神科に関係ありそうだったが、内容は違うようだ。
フランス革命以来の近代の夢の世界そのものの破局というが、
というがネオリベラリズムが簒奪したのなら、
それはそれで歴史の必然だったように思う。

新しい世界の編成原理
というならぜひ知りたい。
リバタリアン以上のものがあるなら、
あるいはリバタリアンに対抗できるものがあるなら、
ぜひ知りたい。

わたしはそれはキリスト教的隣人愛の共同体だと思うが、
多分、一時間も持たないうちに、リバタリアンが勝利すると思う。