飾る 見せ付ける

飾る
飾り立てる

見せ付ける
見せびらかす

自己顕示欲としばしば言われる
人に認めてもらいたい欲望

わび・さびと対極にある
騒がしさと飾り

対極にあるとはいうものの
一対のものである

わび・さびも自己顕示の一つの方法である

同じ次元のものなのだろう
何かの目盛りを刻んだスライダーがあって
マイナス無限大からプラス無限大に向けて移動させると
わびさびからおおはしゃぎまで変化するように思う

戦国武将の兜で、
鹿の角を大きくかたどったものがあり、
なかなか圧倒的な力がある。

仏様に鹿の角を生やしてしまったマスコットがあり
いろいろと話題になっていた
鹿の角と仏様は取り合わせが悪いのだろう

見せ付けるということで言えば
死んで見せ付けるということがある
わざわざ迷惑がかかるようにしくんで死んでみようとしたりする

見せ付けるということの情念は
うつには含まれないもので
むしろ強力性の成分であり
躁病に近い成分だと思う

攻撃性がたっぷりと含まれている

飾ることの一方の端にあるのが現在のマスコミである
マスコミは自己拡大の一大手法である
自己顕示欲の発散の場
そしてその欲望を商売にしている