新記録と時計の精度

陸上や水泳で世界新記録と報道される
最近は9秒88とかいう具合に、
1/100秒の単位は当たり前のようだ。

新記録は、時計の精度とも関係するだろう。
いまは1/100の精度でも、そのうち、1/10000の精度になり、
ますます世界新記録が乱発されるのではないか。

一方、マラソンなどはそのような細かい計測はしない。
いまのところ必要がないからだ。
距離が、記録に充分な差を付けてくれる。

距離が短くて差が充分につかない場合には、
時計の精度を上げる。
と言うことは、もともと大差はないのだから、
新記録は出やすいことになる。
1/10000で新記録が出にくくなったら、
1/100000まで測定すれば良い。
どうせ人間の身体が動いているだけだから、
高速度撮影でどんなにでも微細に比較できるだろう。

オリンピックで日本人が自動的に日本人を応援して涙を流しているのも
不思議といえば不思議な情景であり、
100分の1秒上回って勝ったとして、
確かに勝ったといえるのか、不思議なことだ。