その味のしつこさといったらない

その時あなたは バラになり
その時ぼくは 蝶になり
この世の嘆きや 苦しみを
忘れて覚えた蜜の味
夜霧が窓から しのびこみ
あなたの肌をつつんでも
Wow Wow 寒さにめざめることもなく
Wow Wow 心のハープをかき鳴らす
ああ かき鳴らす
夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ
真夏の夢よ
深い 深い 深い 深い 深い
眠りに誘えよ

真夏の夜の夢/野口五郎

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定型イメージを
定型言葉でなぞり
まるで銚子駅前大衆食堂のカレーライスみたいで
東京で修行したはずの板さんが
こくまろカレーを作ってる
その味のしつこさといったらない
どこにもないくらい
カレーまで味のもと味かよ