格差社会と経済とイデオロギー

格差社会になると
もちろんピラミッド型になり
選挙では最大のボリュームゾーンであるB層をどのように取り込むかが戦略になる。

現世の苦悩をやわらげてくれるのは公明党である。
格差が広がるほど支持基盤は堅くなる。

自民と民主は重なり合う浮動票を奪い合う。
その場合、経済的行き詰まりを打破する路線では民主党が有利である。
憲法、左翼、組合、中国などに関するイデオロギー対立では自民党が有利である。

B層は経済的にはばらまきを希望し、イデオロギー的には素朴なナショナリズムに偏る。

ナチスドイツの場合には反ユダヤ主義を掲げて
経済的にはユダヤ人の富を収奪して民衆に還元し、
イデオロギー的には素朴なナショナリズムを刺激して
どちらの点でも大衆の支持が得られたのだろう。
反ユダヤがぴたりとはまった。

2008年日本の場合、経済とイデオロギーがねじれている。

貧困と富裕
右と左
ばらまきと経済規律
地方と東京
集団的自衛権と憲法9条

軸がいくつかありそうである。

安部時代に参議院選で教科書の右翼勝利の公式通りにイデオロギー論争を仕掛けたが
敗北した
今回もたぶん教科書通りに右翼イデオロギーエンジンをふかしたいはずだろう