空っぽのアイデンティティに入り込む単純な自己属性

俺は日本男児だとか
全く個人の努力を必要としない自己愛のアイテムがある。

およそ才能のない人間の場合には
日本人男性であることだけが唯一のよりどころとなるのであり、
大和魂とか武士道とかそんなものと結合する。

これはどの国も同じであり、
その社会ビラミッドの最底辺には、
国家間構成員であることをわずかななぐさめとしている階層がいる。

この人たちに景気対策で必要のない道路を造らせるか、
あるいは急にエクセルの特訓を始めるか、
それとも軍隊での生活を送ってもらうか、
そのくらいしか道はない。

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悲観的にばかり考えないで、日本は電気エネルギーを売る国として生きていこうと決意する。そのためにありとあらゆる発電装置を取り入れて、まず発電する。
そしてそれを送電して備蓄するための装置を作る。
必要があればそれを海外に売る。

売るに当たっては、電流そのもので売ることが多いのだが、中には発電機を売ってくれというところもあるので、それにも応じる。
しかしコンピュータで実証済みのようにユーザーから電話がかかってきたとして解決したためしはないのである。

従って、発電機を売ったときには技術者が相当数海外に移転することになる。
できれば地元の人と結婚して子どもを育ててほしい。
そのようにして地元では電気の人として親しまれる。