中学生のメールの使い方

 圧倒的な声は、やはり「メール」。お小遣いの平均が3000円くらいの彼女たちは、パケット定額のダブルの安い方(2000円とか)を超えないように注意しながら、友達とたくさんメールのやり取りをしているみたいです。

クラスで仲のいい生徒10人くらいのアドレスを知っていて、通学の途中や寝る前など、1日に10回以上メールを送りあっているとのこと。ある統計では、中学生のメール送信の平均は1日25回くらいということでした。

 やり取りしている内容は、昔の中学生の夜の長電話と変わらず他愛のないものが多いようです。いかに短時間でお風呂に入れるかを競うために、入る前の顔写真をメールで送って、上がったらすぐにまた顔写真を送るみたいな他愛もないやり取り。この辺はツールが変わっただけで、やっていることは昔も今も変わらないようです。

 先生からの話も伺いました。「入学した直後はケータイの料金が10万円近くになってしまった」という保護者からの相談もかなりの数あったそうです。結局、料金を支払っているのは両親ということもあり、通話に比べればお金のかからないメールを多用するという流れになるのでしょう。

 あと、これにはちょっと驚いたのですが、ケータイメールに関しては、学校側も積極的に活用をしているということです。例えば、クラスの緊急連絡網も普通にケータイメールが利用されているみたいですし、クラブの連絡も部長から一斉に部員にメールが送られたり、部によってはメールマガジンがある部活もあったりするみたいです。私の想像を超えていましたが、単に遊びの用途以外にも今の中学生の生活に、ケータイは浸透しているんですね。

日本マクドナルドのクーポンは、当然のように全員が知っていて、みんなかなりのヘビーユーザーのようです。割引額でいうとそれほど大きな額ではないのですが、「毎回使う」という声も多く、少しでも「お得」というのは中学生にとっても大事な要素なんですね。

 前回のコラムの後、一つ気づいたのは、ケータイを店頭設置端末にかざしてクーポン使用と注文を一緒に行う「かざすクーポン」の方が、クーポンを端末画面に表示して店員に提示する「見せるクーポン」より10円安い設定をしていることです。小さな金額差ではありますが、数百円をやりくりしている彼女たちのような層にとっては、大きな違いということでしょう。

顔写真を送ると、あらゆるジャンルのブランドの中から、自分がどのブランド顔かを教えてくれます。
などというサービスというか、売り込みもある。

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ということのようだ。

最近は区でどんな事件が起こっているかをPTAのほうで流しているらしく、
お母さん方はリアルタイムで携帯に情報を受け取っているらしい。