いろんな見方があるものだ

中国の高齢化要因が指摘されている

日本は当然だが
韓国も中国も高齢化に警告が出ていて
成長鈍化、投資率低下が言われている。
高齢化すると貯蓄率が高くなる。
その状況で一番嫌われるのはインフレだろう。

金融危機について
米国の金融に対する監督と規制が緩すぎたと
黒田東彦氏の指摘。
住宅ローンの仕組みも日本と違い、
担保割れしたときに日本ならばマイナス分のローンが残るが、
アメリカでは担保を渡せばそれ以上の返済義務はないそうだ。
住宅ローンを促進した税制やローン保証も問題だったらしい。

いずれにしても、有効な投資先がない、成長産業がないアメリカでは、
住宅投資くらいしかなかっただろうとの見方もある。
住宅投資でつないでいる間に新技術が開発されて新しい成長分野が出現するかもしれない。
その期待は実現していないけれど。
GMが電気自動車でも出して、局面が展開すればいいのかもしれない。

米国金融でもさすがに今後規制・監督が強まるだろうと述べている。
グリーンスパンのつるし上げはその宣告だった。

中国は中産階級の育成、農村への支援などが要請されている。投資よりも消費。
号令をかければ思った方向に動くのだろうか。

一方、例の竹中氏は依然として、日本の景気減速の背景には改革後退と規制強化があると述べている。

中国みたいな大きな国をいくつかの統計数字で抽象化するのはやはり無理がある。