自己愛の繭に守られて向上心がない

漢字が読めない
意味が分からない
他人の言っていることが分からない
他人の気持ちが分からない
共感できない

こういったことは
おおむね、自分を守るために、繭の中に閉じこもっている結果である。

人ときちんと話をして、
人の話を理解して聞いていれば、
年をとってもいつまでも
そのままということはない。

しかしながら
このようなタイプの人の方が生きやすい時代にはなった。
その人が自己愛の繭に包まれて生きていても、
誰も文句は言わないし、
それが慎ましい市民の生き方だと思っている。
傷つけないし、傷つけられもしない生き方というものだ。

しかし自分は正しいとか自分の周囲は社会的常識があるとか言うようだと
それは社会を成立させている原理と見なしているものに対しての
理解が不足しているということになる
自分と自分の仲間は常識を持っているとみなして他人を批判してしまえば
この社会の原理を理解していないという結論になる

自己愛肥大型の人は、
自分に都合の悪い現実を否認してなかったことにする。
漢字はなかったことにするし間違いもなかったことにするし
都合の悪い現実はなかったことにする
話の合わない相手は常識がないことにするし
言うことを聞かない相手に対しては気持ちが通じないとする
向上心がないようだ