反射的発言

 麻生太郎首相が20日の経済財政諮問会議で、「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と発言。

 首相は全国知事会議で「医師は社会的常識がかなり欠落している人が多い」と発言し、陳謝したばかり。

病気になるのは本人の不摂生のためとも受け止められる発言で、波紋が広がりそうだ。

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普通に考えれば、これらの発言は、中川財政金融大臣などがアドバルーンを上げて、国民の反応を見ればいい項目なのだと思う。
どうして首相自らがいうのかよく分からない。失言続きで反省しているといいながら、これではまったく反省していない。

モバゲータウンでならば、立場を考えると不適切として削除されるところだ。

ところがマスコミでは削除されて知らされないのではなく、不適切発言ほど周知徹底されてしまう。それがマスコミのおかしなところだ。

だから何が何でも周知徹底させたい場合にはこのような形でマスコミに取り上げてもらえばいいわけだ。

マスコミとしては、経済財政諮問会議が何を狙っているのか、深いところを報道しないでどうするのだろう

たらたら飲んで、食べて、何もしない人とは、誰のことなのだろう。
部分的に切り取られると分からなくなるのだけれど。
生活保護を問題にした発言だとの解説もある。

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経済財政諮問会議とは。

経済財政政策に関する重要事項について、有識者等の優れた識見や知識を活用しつつ、内閣総理大臣のリーダーシップを十全に発揮することを目的として、内閣府に設置された合議制機関。

麻生 太郎 議長 内閣総理大臣
河村 建夫 内閣官房長官
与謝野 馨 内閣府特命担当大臣(経済財政政策)
鳩山 邦夫 総務大臣
中川 昭一 財務大臣
二階 俊博 経済産業大臣
白川 方明 日本銀行総裁
岩田 一政 内閣府経済社会総合研究所長
張 富士夫 トヨタ自動車株式会社取締役会長
三村 明夫 新日本製鐵株式会社代表取締役会長
吉川  洋 東京大学大学院経済学研究科教授

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おっちょこちょいというのでもなく、
深く考える習慣がないようだ。
これはうちのおばあちゃんと一緒。

自分の発言についてのチェック・メカニズムがない。

スーパーエゴによる検閲がないとも言える。
露悪的なことを言えば本音の人間だと思われるのかと勘違いしているようだ。

これは最近はよく見るパターンで、
ネット社会ではこのパターンが多い。

余り考えもしないで
反射的に発言している。