共感性の欠如

共感性があるということは、同一価値規範を共有しているということである。
日本社会は分断されすぎた。
人と人とが共感する基盤が壊れている。

わずかに共感があるのは理性でつながっている層と、
理性以外の国家的感情でつながっている人たちとであろう。

その場合は、共感を回避して、閉じこもり、個人の価値観を大切にする。
結果として共感の欠如になる。

共感しようとしても相手が別分類の人間であったなら仕方がないだろう。

精神科医だけは価値を脱色してつきあうから、相手がどんな価値観の信奉者でも、
支持するでもなく、反対するでもなく、話を聞くことができる。