愛と死との戯れ

なるほど名誉と恋とは
いかにも美しいに相違ないが
一時的なもの。
そして最後まで残るのは
ただ自分自身というものだけなんだ。
そうしてこいつを持ちつづけることは
恐ろしくむずかしいことなんだ 
 
『愛と死との戯れ』 ロマン・ロラン

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名誉と恋を並列結合しているところなどはヨーロッパの古い知識人である

最後まで残るのはただ自分
自己愛の話だ

自分自身を持ち続けるのも難しそうであるが
捨てるのも相当難しい

一階には自己愛が住んでいて
二階には恋が住んでいる