この世は決して楽園ではないが連帯は可能だ

怒り、恐怖、不安について、
怒りは特に自分の血管を傷つけることが分かっている。

老人になって激しい怒りの場面で
脳血管が切れたりするのはドラマなどでもよく見かける典型的な場面である
ついでに言うと寒いトイレと風呂が良くないようだが

そんなものはないままで日々を過ごしたいものだが
社会生活を送っている限りはそのようなわけにもいかない

適度な怒りも恐怖、不安も経験しつつ
大事にならないように何とか注意しながら生きる
どうにもならないことなら忘れるのもいいし抑圧するのもいい
どうにかなることならさっさと現実を変えればいいし
ある程度この現実の悲惨さに合わせた心理の程度に調整・チューニングしていくことも必要だと思う。

この世は決して楽園ではないのだし
自分を中心に世の中が回っているわけでもない
平等の理念は憲法にあっても実現されないし
公平の原理が心の中にあっても実現されるわけでもない
自由も制限されるし隣人を愛することも報われることが少ない
博愛などというと幼いのかと言われそうだ

しかしそんな世の中でも理解し合える少数の人たちはいるし
古典作品の中に慰めもあり
将来の人類に望みを託すこともできると思う
連帯は可能だと信じる

ネット時代になって従来はなかったほどの量の日記や通信文が後世に残されている
何かの偶然で読まれることになるかもしれない
遠い世界の遠い人たちと連帯できるかもしれない

そのためにもいまあなたが志を曲げないことが大切だと思う