銚子市立総合病院 市長リコール請求署名集まる

<銚子総合病院>休止問題で市長リコールへ 市民ら署名達成

 千葉県銚子市立総合病院の休止問題で、病院存続の公約を破ったとして岡野俊昭市長(62)のリコール(解職請求)を求めている市民団体「何とかしよう銚子市政・市民の会」(茂木薫代表)は21日、本請求に必要な「有権者の3分の1」(2万281人)を上回る2万5639人分の署名を集めたと発表した。署名簿は26日に市選管へ提出して審査を受けるが、住民投票実施の可能性が高まった。

 市民の会は11月22日から1カ月にわたり署名活動を実施。市選管は提出を受け、審査で有効署名数を確定した後、縦覧などの手続きへ移る。市民の会は09年1月下旬に本請求を提出する予定で、住民投票は3月下旬の見込み。過半数の賛成で岡野市長が失職する。

 岡野市長は08年7月、財政難と医師不足を理由に9月末での診療休止を発表。医師12人と看護師ら計185人全員を解雇したため、市民の反発が強まっていた。【新沼章】

(出所:12月21日19時50分配信 毎日新聞)