わたしの人生の実質はない

私の人生を考えてみると
人生の中身というか
人生の実質は限りなくゼロに近い

困った人の相談に乗っているのだから
私の人生の内容は相談ということで
結局他人様の悩みがあるだけなのだ
それが個性だといえば個性だけれど
なんだか中身がないような気もする

他人様の悩みごとが私の人生の内容なのだ
不思議なものである

たくさんの人のはなしを聞いて
その共通部分とか相違点とか気が付くことはあるけれど
たいしたことでもない
以前に経験したことであれば
何かアドバイスできることもあるけれど
すばらしく有効というわけでもない

しばらくは我慢しないといけませんねとか
そんな平凡なことしか言えないことも多くて
それが人の世とはいいながら
仕方のない現実である