アメリカ貧困レポート 日本の未来

アメリカという国の貧困のレポートを読むとかなり絶望的
貧困が教育と病気と犯罪にも関係していてどうにも難しい状況である

戦後日本に起こったことは何だったのだろう
そしてこれからどんな風になるのだろう

日本の進む先は日本全体がアメリカの黒人社会のようになるのではないかという悪い予想

日本という社会の内部での格差が問題なのではなく
国際社会の中で日本が貧困国家になっていくということだろう

これまでは途上国と先進国の格差でしのいできたけれど
日本そのものが貧困国になる

国内の格差が本質問題なのではないらしい
国内の分配が問題ではなく
国際的分配が変更されてしまったことが問題なのだ

トヨタが生活互助会または社会主義的共同体みたいになって
職員に給料を配分するためだけに生産を続けたとして
売れる商品をどうやって作ったらいいのだろう?

いつのまにこうなったか
脱工業化社会で富を維持するためには何が必要か
英国がいい見本だけれどかなり戦略的に動かないと無理なようだ

資源がある国とものを作っている国は最終的には強いだろう
金融商品を作り出す能力がなくてもいいらしい

輸出で食べるためには競争力がなければならない
技術力で優位に立つか
安い労働力で優位に立つか

そんなことをいっていても現在では技術力で優位な会社が安い労働力を使って生産することになっている
つまり日本人はすごく頭のいいことを考えるか
すごく安く働くか
どちらかしかない
戦後しばらくはそのどちらもできた時代があった
いまはどちらもできなくなりつつある

格差問題ならば
裕福な人にお願いして
貧しい人に最低限の人間らしい生活を保障することもできるだろうけれど
日本にそもそも裕福な人がいなくなるかもしれない

戦後一所懸命働いて生活がよくなったというのは
何か一瞬の幻だったのかもしれない

やはりきちんと状況を考えて
何をしたら生きていけるのかを示さないと
精神的に持ちこたえられなくなりそうな気がする

節約しましょうとか縮む話ばかりでは資産があって老後を暮らすだけの人にはいいけれど
これから日本で育つ子どもにはつらいばかりではないか
節約もするけれど何をしたら自分は幸せになれるのか
具体的な形で提示したいものだと思う
それが大人の役割だろう

ここで一気に自給自足とか農業などというのも現実的ではない
できるならば食糧自給率を上げることは望ましいが
たぶん現実的ではないだろう国際的な仲良くして貿易を発展させるのが普通の考えだと思う
地産地消はいいけれどそれと組み合わせて貿易も活用しないといけないだろう

それにしても日本人は何を貿易すればいいのだろう
自分たちの子孫に借金をつけて、買い物を続けるか
もちろんいいことではないし
為替レートとか問題が出てうまくいかないようだ

子孫のために収入の一割くらいは貯金しておいてあげたいくらいだけれど