連休中にネットをしいじっていたら
ソネットブログはとても遅いことを改めて確認した。
はてなが速かった。
MSNは入力部が切り離されているようで、
面倒なのでこの機会にはてなに引越しをさせた。
しかしはてなははてなで
独自のルールがあるようで
思った通りには表示されず、
引越しをしただけにした。
はてなは一覧性が良い。
そこが優れていると思う。
ライブドアも速い。エキサイトもいい。
googleのbloggerはなおいい。
楽天はコマーシャルが過ぎる。ヤフーはなんとなく遅い。
gooもよさそうだが使わない。
ココログとウェブリブログはわたしにすれば比較的最近のものだ。
FC2とかSeesaa、Jugem、アメーバなど一通り試したが、
まあまあ似たようなものだった。
わたしにとってははてながおもしろいのだが、
知識がないわたしには自由度がないような感じがする。
何かで勉強すれば慣れるのだろうけれど。
とりあえず、行間隔がおかしいと思う。
何かの設定があるのだろう。
Movable Type を使っている人は少なくないようで、良いように思う。
OCNのブログ人はpowered by Type Padと書いてあり、使ってみるとまずまず良いと思う。
tDiaryとか有名だけれど使わないまま。
さるさる日記が有名で使っている人も何人もいるが自分では使わない。
Weblogと総称されているものもあり、そのひとつを集中して使ったこともあるが、いまは使わない。
ホスティング型(livedoor Blog、FC2ブログ等)で慣れてきたら、
サーバーインストール型(Movable Type 等)のブログへ移行と勧められていて、
そうなのかと思う。
わたしは頑固にテキストファイルだけ残ればいいと思っているほうなので、
あまりこだわらない。
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技術が進歩すれば、中身が分からなくなる。これはどの業界もそのようだ。
昔、DOSを使っていた頃、わたしはコンピュータを使わず読書して
手書きの読書日記を書き続けていたのだが、
必要があってまず一太郎を使うことになった。
その後でDOSのことを教えられた。
一太郎ver3などは命令がDOSそのもので、かなりエディタに近かったと思う。
入力がエディタで、それに日本語印刷に便利な機能がついているという感じ。
それから後はVS+Atokの時期が続き、
これはノートパソコンでハードディスクを使わず、RAMだけで動かしていたので快速だった。
その後はWinとMacを混ぜて使い、印象としては、
Macのクラリスワークスとかファイルメーカーが使いやすかったと思う。
その後クラリスはWin用も売り出して
わたしは愛用し、Drawソフトはいろいろに使った。
いまも使うことがある。
これでしかできないことはなく、全部エクセルでできるのだが、
簡単で直感的に分かりやすいと思う。
これは私がなれているだけなのだろう。
その後販売をしていないようで、
だんだんプリンターに合わなくなってきた。
仕方がないので一度Pdfファイルに変換して印刷したりしている。
面倒な話だが、主義だから仕方がない。
DOSのころは、機械が何をしているのかよく分かっていたような気がする。
Macでは分かりにくくなり、その後はますます分からなくなる。
Winマシンを使っていた頃、仕事の大半をパソコンで済ますようになった。
面倒なはずの請求業務も、データベースソフトで作れたのでしばらくそのまま使った。
動作そのものは単純で、
診療報酬改定のたびに対応した。
一度、再診料が、月のはじめはいくら、二回目はいくら、ということがあって、面倒だなと思ったが、
対応方法はいくらもあり、そのうちまた単純な計算に戻った。
院内処方することにしたら薬剤の計算は、
薬価を入力してデータベースを作らなければならなくて、
毎年の改訂もあり、さすがに面倒で、
当時医師会で作りたてのORCAを導入した。
このときにリナックスを使い始めた。
その後はさらに面倒になり、電子カルテのパックを使っている。
いまはセットで大体300万円くらいする。
でも、やっていることはまったくたいしたことがない。
たいしたことがないくせにいうことをきかない。
少しのところが思い通りにいかない。
ソフトの会社に電話すると、改善点として上に上げるなどという。
くどいくらい確認される。全部「はい」で答えるが
肝心なところでうっかりデータを消してしまったりする。
強迫症の人は大体こうで、くどいのだけれど、大きなところですっぽかしたりする。
全部バックアップしておいて欲しいものだ。
これは国策というもので、IT化を推進しているので、協力はする。
しかしまだまだ使い勝手は悪い。
薬価の入力さえなければ自分で作ったほうが
細かい調整ができるので、楽しい。
画面の色なども季節によって変える。
患者さんに説明するための画面も自由にできる。
個人クリニックで院外処方でやっているなら、
これとワープロまたはデータベースがあれば、電子カルテとして何の支障もない。
ただ印刷の書式を処方箋とレセプトにあわせればいいだけだ。
スキャナーで読みこんで位置決めすればすぐにできる。
アクセスさえいらないくらいで、
エクセルだけで全部済ませられる。
エクセルは実に奥が深く、達人がいくらもいて、技を聞き出していると時間があっという間に過ぎる。
多分、人間の脳よりもエクセルが賢いと思うことが多々ある。
ビジネスの達人はエクセルである。
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ラジオなどもそうだった。
最初は中を覗いてみると、トランジスター、抵抗、コンデンサー、スピーカーなど、具体的に並んでいて、
抵抗値などは色の並び方で識別できた。
最近になるとこちらの頭が悪くなったのかもしれないが、分解しても、LSIの基盤が出てくるだけで、よく分からない。
ちょうどよくやっているのだろうということしか分からない。
携帯もそうだ。
利用者はただ使い方に沿って使うだけ。
作る人とは別。
ここがこうなればいいのにとか、思っても、希望するだけ。
トランジスターとDOSの世界はそうではなかった。
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こうした状況はあまり賢くないと感じる。
基本的な部分は自給自足できるようにしたい。
応用的な部分は高度な専門家に任せたい。
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先輩の中には凝り性な人もいて、
家を立てることを他人任せにできず、自分でつくってしまった。
水道の配管とか電気の配線とかどうしたのか分からないが、とにかく手作りで作ってしまった。
プラモデルを作るくらいの感覚らしい。
実際、別荘地にログハウスのキットを作るくらいならできるかもしれない。
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私は全部自分でやりたいほうなのでとても困る。
薬剤にしても時間さえあれば自分でやりたい。
いろいろと工夫できるし微調整できる。
薬局からあれこれの電話に答えているのは時間の無駄だ。
最近はジェネリック薬の扱いについてバカ丁寧な電話が多くて閉口している。
どの薬でもいいと法律に書いてあるのだからそうしてくれればいい。
なぜわざわざ電話するかは分かっているがこちらは診察中だということを考えて欲しい。
コンピュータ会社に電話しても、しばらくしないと対応しない。
最近ようやく諦めがついて、気をそらすようにしているが、若い人はイライラするだろうと思う。
会社に乗り込んでホストコンピュータをいじりたい人もいるはずだ。
どうしてこんなに回りくどいことをしているのか。
たとえて言えば、もう答えは3だとわかっているのに、いちいち手続きを踏んで、他人に何かを頼んでいる感じ。
その他人というのがもう、もどかしい。
自分で3と書いて、終りにしたい。
料理もそうだ。
新鮮なものを使って自分でつくれば一番いい。
体調に合わせて作ってくれる人がいればそれも幸せなことだ。
失敗しても、その場合にどんな味になるのか、勉強になる。それでいい。
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技術の進歩は自給自足を不可能にしてきた。
ますます高度な専門化が進んでいる。
医学の中でさえ、専門の科が違えば最先端のことについてはあやふやになる。
本に書いていないことについては分からないことになる。
本に書いてあることが正しいのか間違いなのか古いのか新しいのか、判断がつかなければ、
なんとも仕方がない。
信じるに足る情報はどれかを判別することが難しくなった。
インターネットや図書館に間違い情報がいくらでもある。
新聞に書いてあることも、単なる宣伝筋のものだったり、
学会の提灯持ちだったりして、読んであきれることもある。
Harrisonならさすがに正しいのだろうと思うが、それはアメリカの正しさだということもある。
NEJM、BM、Lancet、JAMAなどにもときどき変な論文もある。
麻疹(はしか)のワクチンと自閉症の関係など、問題になった。いまは関係ないということになっている。
しかしここで、
個人としてできることと、専門家が必要なことを仕分けしてみたらどうだろうか。
医学は分かりやすい例になるが、昔はこんなに誰でも病院にかからなかった。
コンピュータも料理も、簡単な日曜大工や塗装も、自動車の整備も、
個人でできることはたくさんある。それをきちんと教育すればいいのだ。
そのための義務教育だろうと思う。そのための基本図書をそろえればいい。
個人でできなければ、町内で解決できるようにしたらどうかなどと思うがそうもいかないか。
技術が進歩したことは、
正誤の判断を難しくし、
宣伝か情報かの区別を難しくし、
どの専門家を信じていいのか難しくしている。
結局なぜか野球選手はみんなジョッブ博士という人に執刀してもらっているが、
日本の整形外科でできないはずはない。
通訳に金を払い、なんだかんだと支払いがかさみ、不都合なことだ。
NHKも大半が企業の宣伝部とタイアップという感じもしないでもない。
情報が企業の生産物の一部になっているのだから、仕方がない。