ブータンにおける化身

昔私は自分が一番の大問題だと考えた問題を

世間がさしたる問題ではないだろうと認定していたことを

いぶかしく思った

人類にとっての大問題なのだと私は信じていた

具体的には心脳問題に起因しての、倫理の根本を問う問題であった。

いま現在のこの地点から思えば、

それは大問題に違いないが、

しかし、後回しでも構わないものであり、

何よね、解決の方法さえない程度の大問題なのである。

そんなものに関わり合う人間は損をするだろう。

できることはせいぜい過去の戯言をまとめることくらいだ。

そんなことに関わり合う人間の人生はろくなことにならない。

そして実際、ろくなことになっていないから、

世間の見方はまことに正確だったということになる。

この重苦しさは何だろう。

どうにもならない。

そういえば何度かこの感覚は経験している。

反復性の事態である。

うつ病とうつ状態の区別は実際は難しい。ただ言葉があるだけかもしれない。

また思い出す昔、

あの困難を私はどのようにして切り抜けたのだろうか。

とても不思議だ。

信じられない。

結局は周囲の助けによっていたのだと考えるしかない。

また始めなければならない。

この心の重さを引きずって。

ブータンの番組を見ていたら

化身が登場していた。

自分は悟りにいたり、仏になってしまえるのだが、

衆生を救うために現世にとどまっている存在である。

いいものだ。

それと似たように考えて、

今後は生き方を変えようかとも考えるのだ。