95-120円

いろいろな予想。
1ドル/円:95―120円
1ユーロ/ドル:1.35─1.55ドル

根拠と読み
・米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和スタンスが強まることで、日米金利差の縮小の観点からドル/円は13年ぶりに100円を割り込む可能性が指摘されている。その一方で、ドルは100円を割り込まずに反転し、年後半にかけて緩やかに上昇するとの見方もある。
・米政策金利は3%台半ばまで低下するとみられている。これに対し、「サブプライム問題の解決の枠組みが固まってくれば利下げをさらに続けるという環境にはない。長い目で見れば再び利上げの方向に戻る」と意見が分かれる。
・日銀が2008年中に利上げできなくても日米金利差縮小が進み円高基調になる。
・年後半に米経済は持ち直すとみているが、大統領選が予定されているので金利の据え置きが見込まれるとの観点から、同様に円高トレンド。
・ネガティブな状況は今がピーク
・金融機関の損失計上で発生した資本不足をどう穴埋めするかに尽きるとし「そうした措置が淡々と行われるなら混乱も何もないのではないか。ロスも発生するだろうが、相場に影響はない」
・新しい大統領が景気テコ入れの政策を打ち出すことでドルが反発、「ユーロ/ドルが1.35ドルに下落しても驚かない」
・世界的にインフレ率が上昇することで「株や債券市場など資産価格の変動にも影響する」。インフレへの対応が2008年のテーマ。

対策
・まずドル・円ではドル安が進むので、100円でドル転、その後115円で円転。できなかったら、ドルのままで保持。
・ユーロ・ドルはいま1.45、これが1.4の方向に行くらしいが、よく分からない。ユーロは動かさず、ユーロのままでミラノとトスカーナで使うのがよい。
・金融機関の損失計上と穴埋め策が、シティやメリルリンチから発表されている。マーケットにきちんとメッセージを送っているということで、妥当だと思う。

教え
・神経質に動かせば、動かすだけ損をする。忘れて、本業に励むこと。