努力しない自己愛者または努力の方向が違っている自己愛者

自己愛者はたいていは初めのうちは努力する
自分の理想に見合う程度の人間になろうと努力するのが普通である

しかしそれがすんなりといかない場合が多い
他の人も才能があって努力しているのであって
全員が望みを叶えるということも難しい

ある程度努力して疲れも感じ挫折も見えてきたところで
人間は弱いものだから
現実の解釈を変更することになる

ほんとうは実力があったのに諦めた
実はこういう特殊な事情があった
あのハプニングさえなければ
などなどいろいろな物語を作り出すことになる

ひどい場合には自分の無能力を正当化するまでに至る

このようにして人間は現実を否認して閉じこもることになる

現実を普通に生きているのだけれど
本質的には自閉している人がいるもので
ちよっと接しただけでは分からない

それも自己愛を守るためなので悪いとばかりは言えないが
周囲の人を多少巻き込むことがあるので注意が必要である

特に子どもを巻き込むことは
よいことかどうかよく考えて欲しいと思う