締め切りの効用

作曲する場合、どんなときに一番創作意欲をかきたてられますか?」という質問をされるのだそうです。

「いい音楽を聴いたとき、とか、リラックスしたとき、とか言う人もいるけど、僕の創作意欲をかきたてるのは、こう言っちゃうとロマンも何もないけど、なんといっても『締め切り』ですね」。

「締め切り」が近付くと、なぜか頭が回転して、どうしてもつながらなかった文章をつなぐいいフレーズが見つかったりする。「締め切り」の効用って、確かにあるな。

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こんな意見にとても賛成。

なぜか人間は外側からの強制が少しだけあった方がいい。

時間割とか締め切りとか。

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思いついたら原稿くださいでは
いつまでたっても思いつかない。

締め切りは12月24日ですと
お尻を切られるとそのつもりで体も精神も動くようだ

とりあえずいろいろな資料を集めて
試行錯誤してみる

ジグザグになる

締め切り一週間前にはポイントが三つくらいだと見えてくる
しかしそれはばらばらである

締め切り二日前には大事なアイディアがわいてきて
三つのポイントはしっくりと一枚の景色になる

締め切りの効用は
100%を諦めさせることもある

とりあえず提出するとけりをつける意味でも
締め切りが有効である

山椒魚の井伏が晩年になって本文を削ってしまったことを見ても
本人は納得していないのだと思う

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材料をそろえてつけ込んでしばらく待つ

いつまで待ったらいいのか
それは締め切りまで

成功本のエッセンスは
「具体的な目標を立てる、周りに宣言する、期限を切る、資料を集めて、汗をかく」だ。

あなたは何をしたいのか。
ついでに「いつまでに」したいのか。

それを決心しよう。