いま緊急で苦しい人に

概略としては気持ちを取り直して一から始めようと言うことで
そんなことはよく承知しているが
どうしてもそんな気になれないという人も多いと思う

そんなときクリニックに行っても薬を飲んでも
現実が魔法のように変わるわけではない
だからそれは解決ではない

まずはしばらくの間、時間を待てるかどうか
自分に問うて欲しい

自分で待てるならそうして欲しい
待てないならば一緒に待ってくれる人を探そう
配偶者、親、子、兄弟、親戚、友人と拡大して探してみよう

話すことで批判を浴びて傷つけられたりもするので注意しよう
自分が普段つきあっている範囲内で
誰か一人くらいは当座の話し相手になってくれる人がいることが多い

誰もいなかったらどうしよう
誰もいないということは自分の中の何かの要素が
他人を遠ざけているのではないか
と点検してみよう

直すところがあったら直そう
あっさり変えようではないか
それは自分のためになる

そして直す必要はない、世間は誤解しているとの結論であれば
仕方がないのでその結論を抱えながらまだしばらく進んでみよう
きっと話の通じる人が見つかる

あなたは今まで話を聞いてくれる人が必要ないくらい順調に来たのだろうと思うから
少し変えて話し相手が必要だというサインを出しているだけでいい
きっと見つかる

話を聞いてくれる人がいてもしょうがないだろうというのも分かる
しかし話し相手は検算係だと思ったらどうか

あなただって間違いがないとも限らない
うっかりミスは人間によくある
苦しいときにはミスをするのも人間の傾向である

あなたは前提と考察と結論を、その人に向かってきちんと話して
検算してもらうのがよい

現実は変わらないだろうけれど
思い違いがないかどうか
検算してもらおうではないか

コンピュータで言えば並列処理という感じだ

逆に言えば
待てないとぎりぎりの感じで思うときはやはり何か考え落としがあるのかもしれない
ゆっくり考えてみよう
そうすれば待てることが分かる