核物理学者でなくてよかった。

ドラマ「白夜」で、鍵を握る人物、核物理学者。

娘の美しさをと核物理学者の容貌を勘案すると、

妻はかなり美しかったはずだ。

しかし、物理学の中でも特定の分野を専攻したばかりに、

北からも南からも、ソ連からも米国からも、

注目されてしまう人物である。

影響が大きすぎる。

腹黒い人ではないらしいが、

自分が回りの人たちをどんなに悩ませているか、

考えてしまうだろう、多分。

それでも、どうしようもないだろうけれど。

個人的にはそのような苦悩から遠い立場にいるので、

ほっとしつつ、同情を禁じ得ない。

わたしは何の影響力もないサラリーマンでよかったです。

ビデオを見て、ブログを書いている程度でちょうどだ。

どうだ、こんなにも軽い人生があるぞ。

これが「かるみ」だ。どうだ、松尾芭蕉。