ソンシムとアナスターシヤ。
ソンシムの愛が描かれている絵画の前で。
(ソンシムの革命絵画は稚拙ではないか。
デッサンはさまになっているのに、
色を付けると画学生以下になってしまうのが、
とっても不思議。)
アナスターシヤ語りかける。
「愛するということは、こういうことですね。」
(どういうことかな?)
ソンシムは語る、
「大切なものは、
心に永遠に残る。
私たちは失うわけではない。」
(ソンシムは妊娠している。)
(だって心が永遠じゃないものな。)
アナスターシヤの最後の独白。
わたしが最後に見たものは
人間の意地だった。
その意地が人に対する希望と
信じることを教えてくれた。
(意地という言葉も、かなり意外。)
ギョンビンさん、
まだ何も終わっていないの。
どこかでまた新しい戦争が始まっている。
でもそれは、
残されたものの試練。
戻れないと分かっていながら、
あなたは言ったわ、
「これが始まりだ」と。
わたしはその言葉を信じる。
希望はいつも「始まり」からということを。