わたくしは、単純で、平均的で、
明日の様子がくっきりと見えてしまうほど、
馬鹿馬鹿しい、しかし、
ほどほどに安全に暮らし、
が、いやになったのでございます。
わたしは自分の運を試してみたい。
自分の才能を試してみたい。
危険なばくちで、
命を燃やしてみたいのです。
わたしが日本映画が嫌いなのは、
会社で、パソコンで、静かに見られないからなのです。
翻訳字幕ものであれば、
静かに仕事をしているふりで、
見ていられるのです。
普通の放送も、字幕を多用するものならば、
見ていられるのでございます。
でも、そんな人生も、少し飽き飽きしているのです。