物件紹介で以下のようなメール内容でした。
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業種: 現 スケルトン
交通: JR××線 ××駅 徒歩2分
面積: 136.74m2/41.36坪
賃料: 1,302,840円
保証金: 12ヶ月
新築大型商業ビルです。「」「」「」「」などの集客施設に恵まれた立地です。地下1階:歯科医院・韓国料理・イタリアン・日本そば・居酒屋、1階:カフェ・コンビニ・リラクゼーション、3階:投信プラザ(平成18.12現在)*他テナントと同業種は不可です。*コンビニエンスストアの条件は別途設定させていただきます。*売上金額が月坪(税抜)の10倍を超えた場合、差額の8%を歩合としてお支払いいただきます。定期借家契約、賃貸部分/地下1階・1階・2階・3階も募集しております。
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私的契約では両者が納得すれば一応だいたいのものは成立すると思います。
しかし、この要求のように、「売上金額が月坪(税抜)の10倍を超えた場合、差額の8%を歩合としてお支払いいただきます。」といった契約は普通に行われるのでしょうか?
いやなら契約しなければいいだけのことなので特に問題はないですが、このような条件を納得して契約する人は多いのでしょうか?わたしは見たことがありません。
無論、「売上金額」という指定なので、操作することも可能だと思いますが、それにしても、貸し主が積極的に何をするわけでもなく、8パーセントの歩合以前の家賃が特に大幅なディスカウントだとも思えません。
条件をオープンにするだけましだと思いますが、なんだか、変だと感じます。
退去するとなると非常に冷たいのは東京の習慣ですね。
実際は欲のかたまりだと大声で言っているようなもので、借り主のこちらがつらくなります。
逆に、貸す立場になってみれば、こんなに優遇されて、貸す立場になってよかったと思っている次第です。
賃貸物件と賃借物件の両方を持っている立場から言えば、おあいこなのでまずまずです。
しかしわたしは個人的には貸し主として「売上金額が月坪(税抜)の10倍を超えた場合、差額の8%を歩合としてお支払いいただきます。」と平気で言うことはできません。
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「10倍」という部分はそのままカットアンドペーストしたのですが、こんな入力の仕方をするのでしょうか。10ではないんですね。
世の中、違和感だらけです。
違和感と異和感でもすこし躊躇しますね。結局どっちでもいいと思いますが。