昔の時間は戻らないのか

かつて若い私を魅了した安部公房と高橋和巳。
全集を読んで霊感を与えられた。
かつて図書館の本を読んでは次々に読書ノートを
書き続けた。
たくさんの文字を私は書いた。

いま、それはすべて虚しい。
その時間にアルバイトをしていた友人たちのほうが人生について知っていたということだろう。
それでもいい。わたしは二度目の愚行を遂行中である。

昔の私にはできなかったこと。
考えられなかったこと。
そこに届くか、チャレンジしてみる。
私は若い私と競うつもりだ。