銀行で用をたしてきた。
マンション管理費の訂正が通知されてきたからだ。
以前は銀行さんが通ってきてくれたので、
窓口で待つのは何年かぶりになると思う。
金融機関窓口利用としては、郵便局で株の配当金を受け取るくらいだった。
待たされてもイライラもしない。
何か考えていればいいし、
家にいても同じことだ。
暖房費が浮く。
じっと見ているといろいろな人がいる。
会社のお使いできている人も多い。
両替機の前に行列ができている。
自分で商売をしてみて初めて、両替の煩わしさなども知った。
おつりをいくらでも当たり前にもらえると思ったら大間違いで、
店のほうは手間暇がかかっているのだ。
おばあさんが来て、店員を呼んでくれという。
少し横柄な態度。係の人はいま呼んできます、電話で手が離せない、などとつなぐ。
もう帰ると怒って見せて、結局は帰らない。多分、帰っても何もすることもないのだろう。
結局呼び出された担当者は出てきた。若い女性。おばあさんにお世辞攻撃。
お加減はいかがですか、ずっといいみたいですよ。頭のほう、セットしていらしたんですね、とってもすてきにまとまっていますよ。
なんていう。聞いていて恥ずかしくなる。
まあ、それが商売というものだ。
悲しいけれど。
以前よりはずっと客あたりがソフトになったような気がする。
でも、外資系銀行は利率がいいし、サービスももっといい。
私はもうずっと以前から円預金はしていない。
日本の銀行はネットで使うだけだった。
こうして眺めていると、なんと無駄な労働に人々はかり出されているのだろうと思う。
本質的に価値を生み出すのではない労働。これではやる気も出ないだろう。