イングリッド・バーグマン「サボテンの花」
ちょっとしゃれた軽いお話。いい気晴らし。イングリッド・バーグマンが出ているので見ました。 彼女は歯医者さんの受付嬢です。歯医者さんの恋愛騒ぎに巻き込まれているうちに、話が発展します。珍しいことにサボテンの花が咲きます。
ちょっとしゃれた軽いお話。いい気晴らし。イングリッド・バーグマンが出ているので見ました。 彼女は歯医者さんの受付嬢です。歯医者さんの恋愛騒ぎに巻き込まれているうちに、話が発展します。珍しいことにサボテンの花が咲きます。
演劇関係の人は頭がどうなっているのだろうといつも不思議に思っていた。ハムレットなどの長いせりふを一人でしゃべり続ける。一体どうしてそんなことができるのだろう。シシーが言うには、走っている列車に飛び乗るのだという。あとは列 … Read more シシー・スペイセク 自らを語る
アクターズスタジオインタビュー。タイタニックでは印象的だったが、アイリスではすっかり老けてくすんだ感じだったけれど、インタビューを聞いて、やっぱりすごい人だと思い直した。タイタニックのあと、大作のオファーがあったけれど断 … Read more ケイト・ウィンスレット 自らを語る
内田有紀を久々に見た。考えてみれば、彼女程度の美人は身近にたくさんいると思う。よくある顔なので売るのも難しそうだ。田舎の演技では、洋服もそれらしく、歩き方まで田舎っぽく工夫していたと思う。反対に都会のお水を演じる時にはと … Read more 日テレ2時間ドラマ「地方紙を買う女」内田有紀
「息子」の父は精神分析医である。患者さんにいろいろといわれながらも仕事を続けている。家庭生活でもこまごまとした出来事はあり、しかしおおむね平穏に生活していた。ある日、息子が事故で死んでしまう。そのことをきっかけにして、父 … Read more イタリア映画「息子の部屋」
原作はドストエフスキー。マストロヤンニなどが出演。フォーカスのくっきりとした分かりやすい話になっている。しかしそれにしても、こんな結末か。恋愛というものがこうしたものである以上、仕方のない結末ではある。納得は行かないが、 … Read more ヴィスコンティ監督「白夜」
ていねいかつ平易な言葉で論点はすっきりまとめ、説得力があったと思う。地方の疲弊、農村の貧困、老後の不安、そういったことと地方分権を関係づけていた。果たして、地方分権は解決になるのだろうか?権力が分散すれば、悪行の機会が増 … Read more 小沢一郎 国会代表質問
短編小説。何か文章を読んで、自分として得られるものがあることが喜びである。そして文章の手触りが、温かければ、また、荒々しければ、それぞれに楽しい。この小説では、筋書きも、舞台も、登場人物も、ちょっとしたネタも、教訓も、よ … Read more 堀江敏幸「熊の敷石」小説
男が女を想う。女も男を想う。想いは重なっているのに伝わらない。別の男は女に愛を語るが、女は私には待っている人がいると断る。いいんだよ、君の絵が好きだし、友達になれればそれでいいんだと、大人の答えを用意している。神さまがは … Read more 映画「デイジー」
古い映画は分かりやすくていい。夫婦の情景として、このような関係もあったものだろう。どうしようもなく腑抜けな亭主を持って、一生を諦めて過ごしたいい女がたくさんいただろう。だとすれば、そのあとに物語がいくつも発生しただろう。 … Read more 白黒映画「嘆きのテレーズ」
いろいろあって完全にうつ状態。食欲なく、水を飲むだけ。人の話を聞いても雲をつかむような感じで理解に至らず。うとうとと眠り、目を覚ます。夜昼の区別なし。これが世に言う「うつ」なのか。悪いことばかり思い浮かべる。何も思い浮か … Read more うつ 木下順二「本郷」
プロットについては深い共感困難。しかし提起している問題については、深く考えさせられる。貧困、内戦、栄養不良、伝染病、飢餓、幼くして死ぬ子ども、地雷、救援活動の困難、どこにも解決のすきまはなく、ただため息をつくのみである。 … Read more 映画「すべては愛のために」アンジェリーナ・ジョリー
この世界に生きる意味は、魂の浄化である。 浄化された魂は軽くなり天に昇る。 この世界に生きる意味は、心を空っぽにすることである。 空っぽの空間には風が吹き渡り、ときどきイエス・キリストが入り込み、ひと休みし、またすぐに飛 … Read more 生きる意味
1000個目の話題として明るく始められないことを残念に思う。人生は思うようにいかない。今日はある会社の経営をしている人と話していて、人の悪口の話になった。高級な飲み屋に行っても、安上がりな社交場に行っても、結局話題の8割 … Read more 記事No.1000
今日はNHKに感謝したいいい番組だったシンプルライフ手作り自給自足持続可能な生活自然に親しむ親と子の交流地域の交流宗教的親和これまでずっと人類がやってきたことであるこのことにアメリカ人日本人中国人インド人が気付けばあと三 … Read more イギリスの田舎町
嘆きで悲嘆反応を思い出し精神分析から小此木啓吾先生を思い出したなくなってどれくらいになるだろう精力的な人だったそして人の世の空しさを再度思うこの世で獲得したものはすべて死によってはぎ取られるどんなにどんなに努力してもすべ … Read more 種をまいて芽が出る
藤原道綱母夫の兼家が歌をつけて八重山吹の花を届けさせた。夫はこの頃も別の女たちのことで忙しかった。長い間逢っていない。仕方ないなあ、もてる人はこうなる。必然だ。そこで道綱母は切り返した。八重山吹の花などをいかがかなんて言 … Read more たれかこの数は定めしわれはただとへとぞ思ふ山吹の花
ジュラ紀アンモナイト お昼寝ティラノザウルス お散歩無邪気な夢好きな時代に行けるわタップダンスにまみれて恋とシネマの明け暮れ鹿鳴館ドレスが翻るワルツポンパドゥールシルクハットが揺れる時間の螺旋 を ひとっ飛び好きな時代に … Read more 「タイムマシンにお願い」木村カエラ
あるブログからの引用内容が内容なのでソースは秘匿しかし大切なことを含んでいるように思う妻が夫を殺害した。夫には暴力癖があり、アルコール問題もあったらしく、一方、妻の側にも、テレビショーによれば、勝ち気で……といったような … Read more 悲しくて思考停止 渋谷区エリートサラリーマン夫殺害事件
今日も年賀状をいただいた。どうもありがとうございます。でも、まだ一枚も出していません。一枚目の、二行を書いただけで、やめています。ブログは適当に何か書いているのに、なぜなのでしょう。みなさんごめんなさい。これも一種のうつ … Read more 今日も年賀状
そもそも古今和歌集は、古い秀歌と新しい秀歌を競わせ、その中で価値観の提案をしようというものだった。現代ならば、古今という対立軸もおもしろいし、米欧という対立もおもしろく、たとえばアジアと西欧の対立もことにおもしろく、中国 … Read more 「古今東西対決」を編集しましょうよ
倒産寸前、負債を抱えた会社の再建を請け負う弁護士。弁護士が見捨てれば、会社が消えるだけではなく、命まで消える可能性がある、だから、見捨てることはできないのだと語る。社会の中で、そのような役割を果たす人間が必要なのだと語る … Read more 会社再建弁護士の話
桜の花は刑務所と病院によく似合う。両方に所属する刑務所の医務官というのがいて、加賀乙彦などが勤めていた。大変らしい。映画「手紙」 [原作:東野圭吾 出演:山田孝之、沢尻エリカ、玉山鉄二]を見て、柄 … Read more 映画「手紙」 原作:東野圭吾 出演:山田孝之、沢尻エリカ、玉山鉄二
テレビ版では最初の場面でリングの取り合いをして暴力をふるっている。ひとつの理論によれば、理念としての世界の始まりは、希少価値の略奪なのだそうだ。そうした世界観をまあ、見事に露骨に身も蓋もなく言い切った場面である。相手を殺 … Read more 映画 ロードオブザリング
アメリカ映画。本当に悪い奴だ。人生の中でこういう人と出会ってしまったらどうすればいいか。リンチはいけない、法治国家なのだからと教えられる。暴力も報復も、国家権力の中心装置そのものである。しかしリンチ以外に何があるというの … Read more 1993 Guilty as sin 米国映画
BBC制作と出ていたように思う。呪いの犬といった趣向である。出演する人物の典型的で美しいこと。英国の自然と館の暗さ。こんな所に住んで世界の富を所有していたのかと驚く。映像はA、謎解きはB。人物造型B。
年末に録画しておいたドラマ「役者魂」をまとめて鑑賞した。いい話だ。いろいろな切り口が可能だと思うが、主人公は人と深く関わらない人間、それは生育歴に由来している。それが今回は深く人間とかかわり、家族の愛情といってもいい程の … Read more ドラマ 役者魂 松たか子
記者:「安倍総理、今年を漢字一文字で表わすと?」安倍総理:「んー、変化」とにやり。記者:「総理、漢字一文字でお願いします」安倍総理:「えー、そうですね、責任」と優しい笑顔。テレビを見た国民は、安倍総理のネクタイと笑顔だけ … Read more 漢字一文字で2006年を表わすと?
忠と孝が対立するのはよく聞くことだが、昔明治政府か何かが忠臣として四十七士を賞賛したという。その場合、官僚組織としてはたいへん具合が悪いわけで、組織というものはその成立の原理に従うことが要請される。天皇に対する忠義が組織 … Read more 忠臣は官僚にはなじまない
NHKの紅白でボディスーツ騒ぎがあり、「全裸ではなくボディスーツだからいいのだ」と弁明したらしい。そんな弁明はないだろう。全裸よりも風紀紊乱なボディスーツがあるではないか。一年の終わりを久々に故郷に帰ってきた孫や子どもた … Read more 紅白は家族で見てはいけない番組です
紅白でボディスーツ騒ぎがあったと新聞で読んだ。ネットで検索すると画像も出ている。困ったものだ。このような現状がありながら、一方で受信料を強制徴収しようなんて、愚かな話である。ボディスーツがどうという前に、受信料を使った番 … Read more NHK ボディスーツ騒ぎ
ここでも言葉のインフレーションがある平気なのかサッカー放送と同じTBSで何となく変な感じがしてNHK Eにするとオペラなんかを日本人が醜く演じていて賀来とかいう昔の女優が出ていてギャラはいくらだろう正月の餅代のつもりかそ … Read more 20世紀を代表する名ソプラノ
TBSでピラミッドの話王の絵の中に金のサンダルを女と二人で片方ずつ履いているものがあるサンダルは死後の復活の意味という雨宮とかいう女性が「愛情深さ」を感じるとか、そんなことを言った。「○○深さ」という表現は、嫉妬深さなど … Read more ミイラの二人 「愛情深さ」
いま午前四時だ昼にはいろいろなことで紛れている意識も深夜目を覚ました時には否が応でも集中してしまう人生についても保守的になり臆病になりどうしてこんなことになっているのかとしばらく落ち込んでしまうことになる私の昼の意識はこ … Read more メッセージとして聴く
知人からの伝聞平成作老人短歌のトップランナーかびと瞳孔散大を伝え運動停止を宣告しここに感情を伝える言葉の一語もなくただ叙景に徹して見事な脱イデオロギーである読む者を驚嘆させてやまない唯物論的老いの力である
これが指導要領で制限されているので、円周率は3となる。こんなことを教育されている自分たちは可愛そうだとは思わないように教育される。国と地方には1200兆円の借金があり、利率がいくらとすれば、返済はどうなるかという問題は解 … Read more 小数点以下の計算
NHKのありがたい報道街を七福神が練り歩き、人々は一年の幸福を願っていたと原稿を読み上げた人々は怒りに震えつつやっとのことで受話器をあげNHKの登録番号をプッシュし何が七福神だ幸せになるには今年の予算案を精密に検討しなけ … Read more 七福神に一年の幸福を希願
徳に終わりなく仁に窮みなしなどと書いて遊んでいたら隣に座った年輩男性が徳は弧ならず 必ず隣ありと書いていたこのような交流もあり年の明け教育熱心な母親が小学2年生位の娘を叱りながら教えている様子を見た優しい母親でいればそれ … Read more 書き初め 教育 ゴミ
この中で大野晋氏が語る。これからの教育で大事なのは、ひとつは「事実を重んじること」であり、ひとつは「論理的に考えること」である。この二つを教育の根底に置くべきだ。きりりとしたよい提言である。当たり前のことだけれど。そして … Read more 「学力があぶない」 大野・上野 岩波新書2001年
デパートの案内パンフレットには初日3000食、3日には2000食の限定と書かれていたが、現場の貼り紙では各日4000食に増量されていた。昔、集会に食事を出す時にはとろろ汁を使ったという。人数に応じて薄めればいいからだ。現 … Read more 日比谷松本楼のカレー100円で提供
当時、モラヴィアはオーストリア=ハンガリー帝国の支配下にあり、教育はドイツ語で行われていた。民族の言葉を教えるためには財源が必要だった。そのことを訴えたポスター。貧しさを嘆く母が背景にいて、前景には勉強道具らしいものを持 … Read more ミュッシャ 東西モラヴィア挙国一致宝くじ 国語教育
元テニスチャンピオン、イワン・レンドルが、初めて絵を買った。ミュッシャの絵で、ドヴォルザークやスメタナなど、チェコの音楽家を描いたものだった。ミュッシャはバリで成功したあとアメリカへ、そして故郷で、民族的なるものに向き合 … Read more ミュッシャ ドヴォルザーク スメタナ レンドル
こんなのがデパートの得意技。わたしは関心がない。老舗って、やる気がないもの。やる気があるところは、資本で支配していても、別の名前でやっているところが多いと感じている。どうだろう?こんな風に思うのは偏見か。世界を知らないか … Read more 老舗の会 ?
この怨念に私は拍手する。怨念に絡め取られて、命まで捨て、後まで名前を残してしまった、へまな感覚は、「どうしようもなさに忠実であった」点で拍手に値する。 支持する。この過剰さを誉め称えよう。
最初の導入が簡潔なまとめになっていて、分かりやすい。最後の結論は、驚いたことに、中学生の考えた理想論のようで、各国が主権の一部を国際連合に譲渡し、軍事的裏付けを持った国際連合を作ろうかといった趣で、まことに明瞭である。中 … Read more 柄谷行人「世界共和国へ」の結論と論証
自由と平等は、現在の社会の仕組みを測定する指標である。平等を重く考える人たちは昔の社会主義であり、後の社会民主主義であり、福祉国家志向であり、大きな政府志向である。自由を重く考える人たちは、これが最近は流行であるが、格差 … Read more 自由でも平等でも腐る ホリエモンと生活保護
という話があり、結局それは「人材力」なのだと結論し、しかし、正式雇用して育て上げても、人材は流出するし、教育ノウハウがあったとしても、そんな長期的なことはマーケットでは評価されない。とすれば、もう何もないではないか。そし … Read more 企業の競争力の源泉
フセイン亡き後のイラクの混迷。宗派対立、治安悪化、内戦状態、市民武装、などが伝えられる。さらに一方、バンコクでは爆破事件があり、旧政府内部者の犯行ではないかとの推定もあるという。古い話であるが、ホッブズのリバイアサンの話 … Read more 暴力 リバイアサン ホッブズ イラク フセイン バンコク
何を書いているのか自分でもくっきりしないのだが、漢字を連ねるとそれらしくなるのでいい加減に書いている。多国籍企業の振る舞いについてあれこれは言われているが、よく分からない。問題は大いにあるらしい。一企業の内部事情で、米国 … Read more 米国多国籍業は実質的に新しい経済主体であり新しい統治形態となるのか
中国とインドがアメリカ的生活を目標にして突進すれば、人類に未来はないだろう。かといって、どうするかと考えても、どうしようもない。世界共同体を構想するのか、仲間でない人には「辞退」してもらうのか、どういうつもりなのだろう。 … Read more EUや中国の発展形ではない世界共和国
一年の計を考えた。まず、けんかをしない、怒らない、許す、柔和に、これを生涯の課題として考えることにしよう。そして第二に、眼前の懸案事項について、焦らずに時間をかけて、失点がないように、対処しよう。怒りにまかせて事態を悪化 … Read more 一年の計
お を つけたいような正月なんてどこにもありませんわたしは厳格な正義の執行を神に要求したいそのためにならユダヤ教徒になろう赦す宗教はいらないまあそれはそれとして正月はいつも体調が悪い仕事をしないのでペースが乱れるそれで、 … Read more お正月 そしてヘルペス
ここでは、政治権力の発生と資本主義の生成が理念的に構成されている。実際の歴史は一度きりであり、生産様式の発展にしても、そこにからんでくる意識のあり方にしても、そして国家、あるいはその他の集団についても、何が偶発的で何が必 … Read more 柄谷行人「世界共和国へ」
ブータン王国について、西水美恵子氏(前世界銀行副総裁)が好意的な文章を寄せている。政治がよければ、こんなにも世の中はよくなるという例であるという。ブータン王国で2005年に国勢調査があり、「あなたは今幸せですか」との問い … Read more ブータン王国
現代日本の課題について、あるシンクタンクでアンケートをとった結果学級崩壊学習指導要領電車内での化粧全国各地の多目的ホール、豪華な役所地域芸能の衰退介護施設の寝たきり老人失業者年金崩壊道路、新幹線、空港日本政府中央地方合計 … Read more 日本の課題 アンケート
官僚制はとりあえず批判される。意見を言う人の大半は官僚ではないから。でも、自分の周囲の公務員を見てみれば、結構きちんとやっているのではないかと思うのだ。誉めていればますます頑張ってくれるはずの人たちである。
元旦付け朝日で、書かれている。 そもそも私の生活はあまりに単調で何も起こらないから、何も思わないで暮らしていることの方が圧倒的に多い。何か思うとしたらテレビか新聞がきっかけになることが多い。 今回は新聞である。32歳フリ … Read more 月収14万円で余ってしまうと新聞に書かれている 柄谷行人「世界共和国へ」
旧年中は大変お世話になり、諸先生方のご指導に目を開かされ、ご鞭撻にますます意欲をかき立てられることが続きました。ブログ閲覧数は当人の予想をはるかに超え、そのゆえ、各方面で多少のご迷惑もあるかと心配もはじめ、今年はそのあた … Read more あけましておめでとうございます。
労働者はそのまま消費者であり、どこかの労働者の生産した物を購入して消費する。産業資本は、労働者が生産して労働者が消費する、そこに生ずる差額に注目して、利潤を蓄積する。 イギリスで安く作ってオランダで高く売る。中国で安く買 … Read more 産業資本の現代の状況における成長過程
価格: ¥ 840 ネットで見た書評を採録 時代をこえる日記, 2002/10/15 昭和13年、野上彌生子は欧米の旅に出発する。息の長い、密度があって精緻な文体が彼女の持ち味であるが、この文体があったからこ … Read more 欧米の旅 (上) 野上 弥生子著