柄谷行人「世界共和国へ」の結論と論証

最初の導入が簡潔なまとめになっていて、分かりやすい。
最後の結論は、驚いたことに、中学生の考えた理想論のようで、
各国が主権の一部を国際連合に譲渡し、軍事的裏付けを持った国際連合を作ろうかといった趣で、まことに明瞭である。
中間部分は、最初と最後に書いてある結論を証明し説明するためのものだが、すこし難しい。
人民は結論だけを受け取りたいのだろう。

結論は簡単明瞭、論証は難解晦渋。