メッセージとして聴く

いま午前四時だ
昼にはいろいろなことで紛れている意識も
深夜目を覚ました時には
否が応でも集中してしまう
人生についても保守的になり臆病になり
どうしてこんなことになっているのかと
しばらく落ち込んでしまうことになる
私の昼の意識はこんなに落ち込まない
しかしいま何度目かの発見であるがやはり暗黒の気持ちである

今日は眠る時におかしかった。
寒気がしていた。
途中で起きて、掛け布団をもう一枚掛けて、
さらにヒーターのスイッチを入れて、
過剰な程度に防衛した。

しばらくは眠ったものの、
寒い感じでまた起きた。
今度は体の関節がだるい。
目はごろごろしている。
口は渇いている。
持続的に熱があり、体力を消耗する風邪と闘っているのだと
知ることができる。
免疫に問題もなく栄養に問題もなく心理的ストレスも
私なら乗り越えられると思っている

しかしながら本当は意外に負担になっていて
さっさと元の仕事に舞い戻れば何もかも元通りで
それが私には一番安定する状況で
ひょっとしたら体からの信号としてそれを選択して欲しいということなのかもしれない
だとしたら私は酸っぱいぶどうをやってしまっているわけだ
手放したあの生活はつまらないものだった
私にはもっとできることがあるのだと
あるいは甘いレモンでもいい
酸っぱいと思っていたレモンであるが
実際にかじってみたら案外甘かったではないかと
自分をだますのである
だまされ切れない部分が熱を帯びいるのだろうか
症状は一つの言語である
耳を澄ませて
臓器のレベル、細胞のレベル、場合によっては宇宙のレベルからの、
メッセージを聴くことである。

この場合は、正月を区切りとして、
仕事を始めてくれと
訴えているのだと推定できる。

さらに、小水で頻繁にお手洗いに行きたくなり、
行っても思ったほどは出ない。
これは尿路関係の症状で、
何かの尿路感染症になったものか、
可能性として検討し、
いずれにしても多めに水分を取り、
経過を見るしかない。
痛みに応じて抗生剤も検討するが、
なるべく飲みたくない。