先日品川駅構内で奈良の紹介をしていた
観光の宣伝である
小さなパンフレットをもらった
桜の写真を撮る話題で、
桜を撮る場所としては、奈良県、長野県、福島県中通りがあげられていた。
福島県中通りについては、古木の保存状態がよいと書いていたような気がする。
奈良と長野についても理由があったはずだが忘れた。
月刊写真雑誌だったと思う。
そんなわけで、奈良に住んだら、
行事もいろいろとあるし、散歩をすれば斑鳩の里であるし、
桜をはじめとして木々の楽しみも多く、写真を撮っても楽しいだろうと思った。
でも、思い出す限りでは、かなりの田舎である。
史跡保存のために開発制限があるのだろう。
住みよいかといえば、多分そうでもないか。
私の経験では鎌倉市でも田舎過ぎた。
そして思い出した。
鎌倉のそばに住んでいた頃も、
結局鎌倉のお寺なんか見物はしなかった。
花の写真を撮りに行ったけれど、実際はたいしたこともない。
雑誌で鎌倉が特集されると、
古都、鎌倉、古寺、和服、美女などのキーワードを満たすような、
すばらしい写真が掲載される。
写真家の腕が上がっているように思うのだ。
そんなわけで、実際に鎌倉を歩くよりも、写真で見て空想していることが楽しいと思うこともあった。
奈良に住みたいと思うのもそんなところだろう。