公的な費用を使った、数年に渡る研究で、
運動する習慣と大腸癌、結腸癌、直腸癌などとの関連が調べられ、
女性では関連なし、男性では関連ありとの結果だったという。
はーー。
これは何とも。
お金の無駄。
しかも数年。
誰が考えたって、運動する習慣がある人の方が、
癌なんかになる割合は低いように思うね。元気なんだもの。
この研究は、運動と下部消化器癌との、「関係」を統計処理しただけで、
「因果関係」に踏み込んでいない。
ただアンケート処理しただけなんだ。
元気だから運動もできて、癌にもなりにくいのか。
小さな癌はできていても、治ってしまうのか。
元気だから運動できて、運動の結果何かが発生して、それが癌を予防しているのか。
運動すれば消化管の運動も盛んになり、結果として癌を防ぐのか。
億劫でも運動すれば元気が出て、結果として癌を予防するのか。
腸に障害があれば、運動もできないだろうね。当然。
結局、何も分からない。
研究費を認可した人間が悪いよ。
女性と男性で違う結果というのも、まるでだらしない。
女性ホルモンの濃度とか、関係しているのか、
とにかく、男性は弱いわけで、
平均寿命が短いことでもだいたいは想像できる。
もどかしいね。
たとえていえば、身長の高い子供の方が体重が重い、その程度の因果関係である。調べるまでもない。
報道する価値があるとすれば、
「税金泥棒だ」と、無言のうちに告発している点だろう。
しかし報道するにもまた経費がかかっているのだ。