映画「ドクトル・ジバゴ」(4)

大変な運命を非常にタフに生きているわけです。
これは素晴らしいスタミナですね。
この人たちは生活費をどのようにして工面していたのだろう。
一面に雪景色だけれど、あのふぶきの中で、どのようにして食料を確保し、
暖房燃料を確保したのか。
まず飲料水を確保するだけで大変だったろうと思う。
そんなのに比較すると、現代の我々はひ弱になったのだろうか。

しかし、我々の遺伝子は、過去を生き抜いてきた遺伝子である。
だから、いざとなれば結構強いのかもしれない。
また、現代のストレスは違う方面で問題になっているわけで、
例えば、「食べ過ぎてはいけないストレス」とか、
「用もないのに走って、体重を一定に保つストレス」とか、そんなものになっている。
都会にやたらにたくさんの似た人が集まって、厳しい仕事をしているのも、
特徴ではないか。
みんな電車の中で活字を追い、音楽を聴いている。
通勤に満員電車で片道一時間。
ばかばかしくならないのかね。

現代人もやはりタフだな。