2007-02

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海を見る 波を聴く 潮風を嗅ぐ

海岸を歩いた。砂浜を、前に歩いた人の足跡を辿りつつ、途中で犬の足跡と交わる様子を眺めつつ、歩いた。波音を聞いた。こんなにも立体的。耳はくすぐられている。潮風を嗅いだ。いいものだと思いながら、一方では、これは実は海草の腐った匂いなのだ、完全に...
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Stairway to heaven Led Zeppelin

この曲は多くの人に支持されながら、しかし多くの人にとって完全に理解することの難しい一曲ではないかと思う。Ooh, it makes me wonder,以外の部分はよく分からない歌詞であると割り切って聞いていても特に問題なく充分に名曲である...
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ポー名作集 丸谷才一訳

先日、スタニスワフ・レム著「捜査」を読み、多分、ポーの作品の中に似たようなことが書いてあったなあなどと思い、読んでみている。そういえば、ポーの作品については思い出もある。大学一年生の頃だった。丸谷才一の出身校である学校の、しかも、彼の学んだ...
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てのひらのひよこ

てのひらでねむるひよこはあったかい昔動物園で小動物に触れる会があった。うさぎやひよこがいた。ひよこは頼りなくていまにも壊れそうだった。大切にてのひらで包んでいると、温かいせいか、ぐっすり眠ってしまった。するとてのひらはひよこの温かさを感じ始...
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古いカセットテープ

家の片付けをしていて、古いカセットテープを処分する必要に迫られている。必要なものはハードディスクに録音してあるので、とりあえずは、田舎の物置に収納しても問題はない。しかし先日少しだけ荷物をいじってそのままとなり、なんとなくセットして聞いてみ...
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人間と野獣の違い

人間と野獣の違いはどこか。・信仰……カトリック・判断力……モンテーニュ先生・コンピュータ・リテラシー……Steve Job・経済活動……マルクス・リビドーの文化的使用……フロイト・特に違いなし……現代科学「禁じられた遊び」を見て、人間と野獣...
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映画 禁じられた遊び

名作続々でカサブランカ、第三の男、禁じられた遊びと続いている。ルネ・クレマン監督。見るたびに発見がある。時間がたてばたつほど名作になる。なぜなら、名作が我々の感受性を育てるからである。
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杉並区母子殺人事件

容疑者が逮捕され、すぐ近くに住んでいる大学生男子だという。動機は不明。盗んだカードで現金を引き出そうとして、ビデオに映っていたのだという。被害者には特に恨みを買うような、つまり、殺されるように理由はなかったらしい。理由があっても人を殺しては...
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関東でも春一番

吹いたって。例年は、「春一番が吹く日まで」を合い言葉にして、寒く冷たい冬を堪え忍んできたものだった。今年は例外的に暖かかった。夏は暑いのかなともう先のことを心配している。未来を過剰に心配するのは愚か者の特徴であるとモンテーニュ先生が指摘して...
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人間であること、これが彼の職業であった

堀田氏がモンテーニュ先生について語る。キリストその人とその言葉に一言半句も言及したことのないカトリックであった。サント=ブーヴの言うように、「人間であること、これが彼の職業であった。」専門職である前に、人間であれ、などとよく言われる。
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半分は話し手に、半分は聞き手に

モンテーニュ先生はテニスボールのやりとりに例えて言う、言葉は、半分は話し手に、半分は聞き手に属する。そうだねえ。真空に言葉が響いていても仕方がないものね。とすれば、聞く人の身になって、分かりやすく書いてくれることも、大切だと思う。一種の合作...
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思索 心を鍛える

思索すること。モンテーニュ先生の言葉。私は心に物を詰め込むことよりは、心を鍛えたいと思う。自分の思想と語り合うことほど、大切なものはないということだ。実際、私たちは、心に詰め込みすぎていると思う。情報は過多である。意見は過剰に飛び交う。詰め...
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春一番 自然の異常

西日本で春一番と報道されているのに東京は寒い雨が降った様子でいまは風が強い今日は一歩も外に出ていないので雨についてはよく分からないが木々の梢を眺めて知る限りでは風は強いマンションというものは外の気象から人間を遮断してしまう一戸建てに住んでい...
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ソクラテスは毒杯を仰ぐ 来世の信仰

ソクラテスはその思想の名において毒杯を仰いだのであった。こう堀田氏は書いている。ソクラテスが毒杯を敢えて仰ぐに至った経緯について、自分としては次のように考えている。ソクラテスやプラトンにおいても、真善美とされるものがどうしてこの世で報いを与...
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魂の価値

モンテーニュ先生の言葉。魂の価値は、高く行くことでなく、秩序正しく行くことである。魂の偉大さは、偉大さの中ではなく、平凡さの中に発揮される。このような意見も、人生を生きていくにあたって非常に役立つ。そのようでありたい。特に、彼、モンテーニュ...
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愚か者

「愚か者の人生は不快で不安定で、未来のことばかり考えている。」(セネカ)なるほど。そうだろうな。一方、過去のことを後悔してばかりいるのはうつ病である。 Led Zeppelinの歌「天国への階段」で、そんな歌詞があったと記憶する。嘆いても仕...
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結びのお言葉

モンテーニュ先生の結びのお言葉。もっとも美しい生活とは、私の考えるところでは、普通の、人間らしい模範に合った、秩序のある、しかし奇蹟も異常もない生活である。ところで老人は少しばかりやさしく取り扱ってもらわなければならない。だから、この老齢を...
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傑作

モンテーニュ先生の言葉。「われわれの偉大で光輝ある傑作は、立派に生きることである。」おお、学生さんに好まれそうなお言葉。「立派に生きる」ということがどういうことか、なんとなく事前に分かっているところが、この人の信用しきれないところだ。
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落馬事件と臨死体験

モンテーニュ先生は落馬して、まるで極めて軽度の臨死体験をしたのではないかと思われる記述がある。面白いものだ。そして書く。「私の仕事と技術は生きるということである。」へんなオヤジである。大金持ちで政治的地位にも恵まれたこの人が、こんなことを書...
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最下層の人々

モンテーニュ先生の言葉。「私はいつも最下層の人々の行状や言葉が、われわれの哲学者たちのそれよりも、真の哲学の教えにかなっていると思う。」しかし、最下層の人々の考えや行いをどの程度知っていたものだろうか。まあ、真に受けない方がいいな。
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話し合えときた 産む機械発言 健全な考え

モンテーニュ先生はこう言う。「精神を鍛錬するのに最も有効で自然な方法は、私の考えでは、話し合うことであると思う。話し合うということは、人生の他のどんな行為よりも楽しいものだと思う。」そうか。孤独の中で省察することではないのだな。これも円熟し...
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相対的真理

堀田より。〈私は何を知っているか?〉自己を知ることが彼にとって最高の生き方であり、生き甲斐であった。人間の知識がすべて相対的なものであり、普遍にして永遠絶対の真理が神の許にしかないとしても、相対的であるからと言ってそれが基準を欠くということ...
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生き方を書く

モンテーニュより。「私は自分の生き方を公表することが、ある意味で私を規制してくれているという点で、思わぬ利益があることを感じている。私はときどき、自分の生活の記録を裏切るまいと考えることがある。」「私が書物を作ったというよりも、むしろ書物が...
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不義理 義理チョコ 江川デビュー当時

むかしお世話になったのに、挨拶さえしていない、不義理を重ねている人の顔がちらっと浮かび、当時の時間を30秒くらい思い浮かべていた。義理チョコという文字で思い出した。いや、違うか。なんとなく自分の内部に運動の感覚のようなものが沸いて、最近スポ...
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方法化された懐疑

堀田は書く、「懐疑主義がすべてを否定し去って、判断停止状態に追い込まれても、個人的経験、経験的事実はどこまでも残る。そこにある確実性の根拠を見出すことができると、彼は考えたのであった。」「彼は自己以外のものは何一つ、真に知ることができない、...
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大きな旅

モンテーニュはドイツを経てローマを巡る大きな旅に出かけ、かなりの散財をしたらしい。旅の途中でダンスコンテストの選考役を引き受け、賞品を自腹で出している。尿路結石に対して温泉水を飲んでみたり、その飲み方を工夫していちいち記載したり、ローマに感...
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聖アウグスティヌスとモンテーニュ

「だから私は〈実証するのがむずかしく、信ずるのが危険な事柄については、確信よりも懐疑に傾く方がよい〉という聖アウグスティヌスの考えに賛成する。」という一文がモンテーニュのエッセーの中にある。聖アウグスティヌスという人は偉い人だ。また、「聖ア...
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シェイクスピアとモンテーニュ

シェイクスピアはモンテーニュの本を読んでいて、研究者によれば、80箇所から100箇所に及ぶ、モンテーニュの言辞にパラレルなものが見いだされるという。エラスムス、トマス・モア、モンテーニュ、シェイクスピア、セルバンテス、とヨーロッパ・ルネサン...
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ピコ・デラ・ミランドラ「人間の尊厳について」

堀田善衞「ミシェル 城館の人」で紹介されている。ミランドラの23歳の時の著作だという。何かの間違いではないかと疑われるほどの早熟である。ルネサンスである。天国、地獄。神、悪魔。善、悪。聖、邪。(ふつう、正邪、あるいは聖俗が対照される。だから...
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寒い一日

今日、朝から天気が悪い水が冷たい気温も上がらない西日本では春一番というが明日は一転した冷たい北風という予報が流れている北国では雪この冷たい世界の印象が精神をも覆う温暖化が進めばこれまでの寒い地方の文学や哲学は廃れて温暖な地帯の文学哲学が流行...
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昔変換した文字

ワープロを打って変換するつながりがおかしくなって「こわせ」と変換したことになり小和瀬が出て昔の知り合いを急に思い出す日本語辞書は学習していたらしい個人情報の宝庫である各自の日本語辞書は学習機能によって、各自の意識内容の一部を反映し、記憶して...
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モンテーニュの部屋のラテン語銘文

モンテーニュは法律専門職から引退して、父の財産を正式に相続した。換算すると65億円余り。これが生み出す月収は760万円。さて、モンテーニュの書斎の隣室、暖炉上部壁面の銘文。ラテン語。キリスト紀元1571年3月1日の前日、年齢としては38歳で...
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レーモン・スボン「自然神学」

「ミシェル 城館の人」で紹介されている書物。自然神学とは、自然と聖書、つまり、理性と啓示が同一のことを表示すると説くもの。モンテーニュは本書「自然神学」をフランス語に翻訳し、さらに「レーモン・スボンの弁護」を書いている。神は我々に二つの書を...
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魔法 魔術 魔女 奇跡

「ミシェル 城館の人」の中で言う。魔法も魔術も存在しない。魔法使いや魔女などは、むしろ精神病患者(内部の幻想)なのだから、火刑にしたりしないで医療を施すべきだ、というこの考え方は、人権と人命の尊重に関して、二世紀後の人権宣言に早く先行するも...
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堀田善衞「ミシェル 城館の人」 モンテーニュ 「エッセー」

文庫で三冊に分かれている。確か単行本ハードカバーを買った覚えがあるのだけれど、探せないので今回は文庫本で読んだ。物覚えが悪いのでまるで初回のように読めた。いいことなのか悪いことなのか分からない。エッセイとかエッセーとかエッセイストなどと文芸...
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下手な字

最近自分の字が下手になっているのに気がついてがっかりしています。でもていねいにゆっくり書く気もないのだけれど。なにか運動系の劣化でもあるのではないか。
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明治神宮の屋根

明治神宮を歩いていて気付いたのだけれど、沿道の建物の屋根の中で、色が変わっている部分がある。屋根に大木が覆い被さり、風情があるなあと思って眺めていたら、木の葉が覆っている部分とそうでない部分では、屋根の色が異なっているのだ。一瞬、酸性雨かと...
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携帯で書いたベストセラー

朝日新聞で紹介していた。文章についての志も特にない若者が、携帯で自分の身辺のことを小説風に綴り、それがベストセラーになっているらしい。それはそうだ。だって、編集者が変だもの。編集者は余計な権力者だな。こんなものを抜きにして、産地直結式、筆者...
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日曜洋画劇場「マスク」キャメロン・ディアス

キャメロン・ディアスの処女作という。髪の毛の色と瞳の色。親しみのある表情。変身ものの一種だろう。従って、話は単純で分かりやすい。この手のスピードものは吹き替えの方が楽しめる。
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原宿駅

原宿駅の近くで目にした人達。たいてい黒い衣装である。白いコートの人達もいるが、そうなるとほぼ全員が白いコート。改札の近くでグレープフルーツの香りの香水を売っていた。何日までの限定販売とか書いている。悲しい。まず、日本人の体臭が薄いので、こん...
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N響定期公演

NHKホールにて定期公演、モーツァルト交響曲第25番とマーラー交響曲第4番。アシュケナージの指揮を間近で見るのははじめてだった。太ったなあ。アシュケナージのショパンなどは大好きだけれど、指揮はどうなんだろう。会場は、まじめそうな人が多い。原...
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コピー機による世界の変貌

印刷機が世界を変えたといわれる。印刷機の登場が聖書の普及に密接に関係しているといわれる。私の実人生でいえば、コピー機の普及は確かに世の中を変えたように思う。手書きの文字でも絵でも、何部でもコピーできてしまうなんて、すごいことだ。学校の景色が...
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軍事費の議論

いま国会で予算のことが言われている。昔、軍事費をGNPの1%以内にする、しないでもめていた頃があった。最近はどうなのだろう。GNPはGDPなどと言い替えられている。防衛庁は防衛省となった。日米安保条約は軍事同盟として作用し現実に「自衛隊」は...
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東大寺の人事

これも朝日夕刊のニュースである。先日司馬遼太郎の空海を読んで、東大寺が気になっていた。何しろ、奈良仏教の本丸で、世界一の仏像と木造建築、華厳宗の総本山、しかし諸宗派には暖かく、交流を育む。土門拳や入江泰吉の写真集の中に東大寺を見つけて、眺め...
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LPレコード復活

同じ朝日夕刊。LPレコードが復活という。CDで失われる何かがあるとの話はときどき聴いている。そうなのだろうか。人間の耳に聞こえない周波数はカット処理してあるのだが、その成分も影響しているだろう。たとえば、カラー写真を、一色少なく加工したよう...
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白黒映画「孔雀夫人」

出てくる人たちはみんな小太りの中年婦人。その中で、離婚するとか結婚したいとか。「年上の妻と若い夫の場合、将来は決まっているわ」といわれてしまったり。夫が事業をやめて、少し早いながらリタイア生活を満喫することになる。孫も生まれたりするが、夫人...
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映画「遠い空の向こうに」

スプートニクショックの頃米国で実際にあった話とのこと。学生がロケットを作る話。それだけだったな。
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莫言「四十一ぼう」

二分冊の、上巻途中ででひと休み。私には少し過剰なようだ。途中まではおもしろかったけれど。読み続けるにはもう少しエネルギーが必要なようだ。言葉の洪水。翻訳はよく工夫されているように思う。それにしても、よく書いたもんだ。すごいエネルギー。
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食糧危機とギョーザ

莫言の作品の中に、餃子の話が出てくる。野菜だけで、豚肉の味を作ることができるし、野菜だけで、エビの味も作ることができる。世界の食糧危機を乗り切るには、餃子が一番だというのである。なるほど!
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映画「スリーパーズ」

ブラッド・ビット、デ・ニーロ、ダスティン・ホフマンなど、出演。少年院と復讐の話。後味のいいものではないが、これも社会の空想の産物ということだろう。こんな世界に生きているということだ。 あまりに都合のいい脚本で呆れる。
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映画「バベットの晩餐会」

いい映画。それぞれの人に人生があり、役割がある。バベットの用意してくれた晩餐会は人々の日常の諍いをも融和に導いてくれた。どんな状況においても、自分の活動を芸術だと定義し、よく生きることは可能なのだと、メッセージをくれている。芸術と同じように...
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春のイメージソング

ラララ春の心が伝わるならば早く帰ってきておくれ春が来てたよオレンジは好きかい?古い歌を思い出した化粧品会社の春のイメージソング
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ジュード・ロウ 自らを語る

光る脇役を卒業して、主演に挑んでいるという。何かを経験して、そこから何を学べるかということに興味がある。そんなことを語っていた。そうだね、大事。
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西部劇「縛り首の木」

もうすごく乱暴な話。暴力の支配する世界。ついていけない。これもアメリカの一面だ。
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韓国映画「情愛」

昔見たことがある。今回再見。まあ、こういう成りゆきになるでしょうね。典型的な例を提示していると思う。こうならないように工夫してね。 主演のオム・ジョンファはほどほどに愛嬌があり、ふっくらとした体つきで、いかにも東京にもいそうなOLである。生...
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丸くて可愛い花

今日はとてもあたたかく、ありがたい気持ちでお散歩をした。春の気分を先取りしている。人々の挨拶もあたたかいですねが多い。
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おまけ

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桜 の一種だろう

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紅梅

日陰になっていたので描写はいまひとつ。
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高輪の白梅

湯島の白梅には長年お世話になった。
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庭園の鯉

華麗なる一族の鯉のようだ
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人形

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弁証法的思考

最近はまったく流行ではないが、先日読んだ本に、弁証法的思考などという言葉が出ていた。正、反、合の運動などと説明される。どういうことかと言えば、たとえば、物理学で、光は、粒子であり、かつ、波であると説明される。光は粒子である。この命題が正。光...
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堀江敏幸「スタンス・ドット」

緻密に計画されたジグソーパズルのような作品。知的工芸品。もっと生きることに泣き濡れてみないか?
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梅の花

新高輪プリンスホテルを歩いていたら、敷石に細かな桃色の花びらが散っている。注意して歩いていくと、紅梅が咲き始めていた。少し離れて白梅も咲いていた。白梅は少し遅かったようで、まだ敷石に模様を作るほど散ってはいない。
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京大理学部の伝統

本に書いてあったこと。いまもそうかは知らない。京大理学部では、試験をして、不合格の場合には、点数をつけず、受験しなかったことにするそうだ。そして来年もう一回受験してもらえば、不合格の履歴は残らない。その方が、チャレンジする心を養えるからだと...
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韓国映画「王の男」

朝日新聞の映画評では、大衆芸能がどうしたとか、王の苦悩とか、何か文化的な意義付けを書いていたような気がする。よく書くもんだ。ときどききれいな絵が出てくる。それだけかな。韓国的調度、色彩、風俗などももうあまり珍しくなくなった。
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映画「マトリックス レボリューションズ」

スピード感がいいですね。マシンのたぐいはニュートン力学に従っている。登場する人物の一部はニュートン力学を逸脱している。それがすなわちマトリックスの世界なのだろうか。映像から見ると、反粒子とか反重力子を操作して運動を制御しているようだ。しかし...
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川端康成「反橋」「しぐれ」「住吉」「隅田川」

「反橋」「しぐれ」「住吉」は敗戦直後の作品。「隅田川」は昭和46年。すでに充分に怪しい。異界との交信者、メディエイター、仲介者といった言葉が浮かぶ。子どもには見せたくない。勿論それは非常に洗練された異界であり、あの世でも、恐山でもない。川端...
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邦画「壬生義人伝」中井貴一

中井貴一と佐藤浩市の組み合わせはこれまで何度か見たことがあると思う。今回もいい組み合わせだったと思う。南部弁が少し聞き取りにくかった。最近の戦争物とか武士もので、「命を大事にしろ」「生きて帰れ」などと堂々と言うものが多い。無論内心は生きて帰...
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金曜ドラマ「ずっと逢いたかった」松本幸四郎

2006年9月の放送らしい。ビデオに残っていたので視聴。主人公は30年間勤め上げた会社をあっけなくリストラされた。年俸制の方が給料が上がるといわれ、年俸制を選択し、些細なミスを理由に解雇された。息子は引きこもりを続け、妻とは気持ちが通じない...