全体をほぼ見ているので、懐かしい気持ちで視聴。
人間の間に格差があれば、
嫉妬が生じる。
格差があっても、山本周五郎の庶民のように、品格すぐれた人たちがいるもので、
経済格差や生い立ちの差は品格と関係ないのだけれど、
ドラマの中であからさまに提示されると、
はらはらしてしまうのは、結局、自分もそんな要素を「たっぷり」もっていると
いうことなのだろう。
情けない話である。
そして、人間としてはどうしようもない「感情の反射」のようなものを利用して、
話をつなげていく方法はまことに見事である。
膝をハンマーで叩かれると、
反射で足を上げてしまうのと同じである。