山本周五郎「樅の木は残った」1

登場人物が、庶民の立場として、
藩とかお殿様とか、そんなもの私にとってはどうでもいいことだ、
と断じる場面がある。
それは「形のないもの」であり、信じるに足りないというのである。

なるほど、そうだ。わたしは賛成。
会社なんかに尽くしてもしょうがないね。