井上ひさし「きらめく星座」

シナリオ。
昭和オデオン堂物語。

軍国生活の意識を活写。
現実というもののとらえ方がここまでずれてしまうとは、
多分複雑さについていけなくて、
簡単単純な原理で割り切ろうと思ってしまうのだろう。
そんなもので割り切れるものではないのに、
そうせざるを得ないメカニズム。
現在でもある種の宗教団体の動きはそんな風に思える。
まあ、宗教団体でなくても、そうなんだけど。

千葉県国府台病院に戦争関係の精神病・神経症の患者がたくさん入院していた話など書かれている。
今年はひとつ靖国の桜でも見てこようと思う。