月: 2007年5月
現代人の孤独 映画「主人公は僕だった」
朝日夕刊で、映画「主人公は僕だった」の監督、 マーク・フォスター氏のインタビュー。 映画は、死の宣告を受けた人間がどのようにして、 限られた人生を輝かせるかという主題。 長生きしても意味がない、細く長くではなく、太く生き … Read more 現代人の孤独 映画「主人公は僕だった」
フィリピン映画「母と娘」(Anak)
「出稼ぎ」がキーワードになるだろう。 しかしまた、現代日本の社会でも、共働きで、 しかも親の意識が外にばかり向いている時には、 同じような事態が生じるだろう。 「娘」の行動や感情が母や観客をやきもきさせるのだけれど、 そ … Read more フィリピン映画「母と娘」(Anak)
東京国立博物館 表慶館「みどりのライオン」
教育のための施設ということらしいのですが、 奥の方でおばさま方が 銅鐸をガラガラ鳴らしていました。 ガラガラガラガラ 博物館も変わりつつあります あと数年でハイテク解説装置と融合するでしょう その時展示していない収蔵物も … Read more 東京国立博物館 表慶館「みどりのライオン」
東京国立博物館 法隆寺宝物館
ここは一見の価値ありと思う。 まず建築。カメラを持っていったら、きっと撮影したくなる。 美術書閲覧室がある。 ホテルオークラのレストランが入っていて、多分美味しい。 展示は何と言っても、一階第二室、観音菩薩立像や如来坐像 … Read more 東京国立博物館 法隆寺宝物館
ソニービル
ソニービルの展示物は何となく少ないように思う。 これはソニーが方針として、採算のとれるものに 集中する方針をとっているからだろう。 なんだこれは!というような不思議な製品とか、 聞いてはいたが高価でとてもヨドバシカメラに … Read more ソニービル
日動画廊
ソニービルの並びの日動画廊に入って、しばらくのあいだ楽しんだ。 もちろん買うわけはないけれど、 もし買ったとして、あの部屋の、あの壁に、こんな時、 というように思ったりする。 また、いかにも真似できそうな絵もあるので、 … Read more 日動画廊
東京国立博物館・東洋館 書道
東洋館にて特集陳列 拓本の世界 槐安居(かいあんきょ)中国碑帖コレクション。 これは圧倒的でした。 高島菊次郎さんという実業家が収集したものだそうです。 文字というもの、漢字というものを、これほどまで大切にした文化という … Read more 東京国立博物館・東洋館 書道
東京国立博物館「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像」 受胎告知
東京国立博物館「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像」にて 「受胎告知」、そしてその他、ダヴィンチの「手稿」と呼ばれる素描やメモ、実にすばらしいものであった。こんな人であり、こんなノートを残していることはもちろん承知し … Read more 東京国立博物館「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像」 受胎告知
巨人第45戦目
日ハムダルビッシュに予想通り抑えられ敗戦。 パ・リーグは強い。 困ったものだが、二連戦方式とのことで、 二戦目に強い投手を当てて、 二戦目は必ず勝つ、という、 意識で戦ったらいいのかなと思う。
NHK ニュータウンを再生する
多摩ニュータウンなどの住宅が老朽化している 立て替えるにもお金がかかる 高層化すれば家賃が上がる 敷地の一部を民間に売却しようとしてもうまく行くとは限らない 駅に近くなければ話は進まない ドイツの成功例があげられていて、 … Read more NHK ニュータウンを再生する
巨人第44戦目
日ハムに簡単に負けた。 しかも投手はダルビッシュじゃない。 多分明日も確率8割くらいで負けだろう。 だって日ハムは強い、パリーグは強い。 中日が強そうに見えていたなんて、 とても情けない話だ。
アカデミー賞映画「月の輝く夜に」
シェール、ニコラス・ケイジ、オリンピア・デュカキスなど出演。 月も星も完全なのに 人間だけは不完全で いつでも破滅に向かって突き進む でも僕には今日しかない今しかないんだ 物語を浪費して楽しむ日々である 人の世の中にこん … Read more アカデミー賞映画「月の輝く夜に」
山本周五郎「虚空遍歴」3
何とも救いのない話である。 すべては最悪の結末に向けて流れ込んでゆくのだ。 これが人生だとすれば、 どうして生きなければならないのだろうか。 光はどこにあるのか。 主人公にとっても、周囲の人にとっても。 不思議なことに、 … Read more 山本周五郎「虚空遍歴」3
山本周五郎「虚空遍歴」2
山本周五郎「虚空遍歴」については、 二十歳の頃、紀野一義の本で紹介されていたのを 読んだと記憶している。 多分自分はこのような本は読まないと思っていたし、 実際その後長い間読もうとは思わなかった。 無駄に長い話で、暇つぶ … Read more 山本周五郎「虚空遍歴」2
巨人第43戦目
高橋尚好投、高橋由、二岡のホームランで、快勝。 特に二岡のホームランは決定打。 二岡という人は、そんなに筋肉ついていないように思うけれど、 良く飛びます。運動神経の質がよいのだね。 やっぱり清原は方向を間違っている。 イ … Read more 巨人第43戦目
企業買収
午前中の、NHKスペシャルの再放送で、 新日鉄がミタル社による企業買収の危機にどう対応するかという話。 新日鉄の経営陣は怒っていた。 当然である。 鉄を研究し作ることで社会に貢献してきた会社を、 金融ゲームのような手法で … Read more 企業買収
生きることに要するコスト
ただ生きるだけでかなりの経費を要するものだ。 一見、無駄と思えるコストも必要経費である。 無駄を切りつめようと思っても、 世の中は許してくれない。 世間並みの無駄は必要なものなのだと経験からは思う。 敗者の弁だろうか。
巨人第41、42戦目
41戦目 中日川上に負け。仕方ない。 42戦目 なぜかデーゲーム。李はまたホームラン、復調か。 チームは首位陥落。中日は実際に強いから、仕方がないと思う。 交流戦が始まれば、パ・リーグから移籍してきた強打者が 機能すると … Read more 巨人第41、42戦目
大江健三郎「話して考える」と「書いて考える」14
○考えるというのは、つまり言葉で考えるんだと気がついた。 ●そう、だから、言葉を使わないで考えるということがどういうことなのかも、知りたいものだ。それは思考とは呼べないかもしれない。直感といった方がいいのだろう。考えると … Read more 大江健三郎「話して考える」と「書いて考える」14
オーデン「新年の手紙」
風呂本武敏訳。 いやー、参りました。 詩を読んでパッと頭に灯りがつくような詩ではないです。 たとえば、訳詞の世界でも、アポリネールとか、 堀口大学の「月下の一群」とか、そんな感じで分かるものではないようだ。 分かろうとす … Read more オーデン「新年の手紙」
山本周五郎「虚空遍歴」
いいものだ 教訓のためではなく ただ楽しみのために読んでいる 金沢に向かう途中で パニック発作を起こす。 不安発作の要点を簡潔に描いていて、 わかりやすい。 抜き書きしてメモしておきたいがその気力なし。
小川国夫「アポロンの島」2
愛知県で銃を持って立てこもった人物がいて、 警官が一人命を落とした。そんな事件が起こっていた。 憲法改正の手続きに必要な法律、国民投票法が議会を通過した。 私の身辺も落ち着かない。仕事も私生活も 思わしくないことばかりが … Read more 小川国夫「アポロンの島」2
小川国夫「アポロンの島」
文章の質によるのだろうか いろいろなことを思い出させられている 過去の連想があふれかえっている どうしたことだろうか いぶかしいほどだ あの四畳半の部屋で本を読みふけった頃のこと 素人じみてはいたがそれでも集中力はあり志 … Read more 小川国夫「アポロンの島」
筋肉は脂肪に変わる
身体のどこにも力を入れずに 過ごすコツがわかった その結果ますます脱力して 筋肉は脂肪に変わる この季節は じっとしていると 汗もかかず 寒くもなく いつまでも無重力の中にいるようだ ゴールデンウィークの頃は やりきれな … Read more 筋肉は脂肪に変わる
巨人第40戦目
またまた楽勝 何も書くこともないくらいだ しかしまた普通波テレビ放送がなかった。 仁志が上原から2ランホームランを打ったはずだけれど、 スポーツニュースでは映像が流れなかった。 スポーツニュースではメジャー情報の方が 大 … Read more 巨人第40戦目
永井荷風について2
永井荷風は孤高の文士として生きた。 社会との関係を最小限にとどめ、 都市の中の隠者となった。 その孤高を支えたのは経済的安定である。 優良株を買い、資産の運用に心を砕いた。 印税、原稿料、株の売買記録も、細かく記している … Read more 永井荷風について2
川本三郎「荷風好日」
永井荷風についての軽いエッセイ。 荷風の態度を、 敗残趣味とも零落趣味とも呼んでいる。 よく分かる。 教授職をさっさと引退し、仕事はしない。 東京の街を散歩し、私娼を相手に日々を暮らす。 二度結婚していずれもすぐに離婚、 … Read more 川本三郎「荷風好日」
巨人第39戦目
二位横浜相手に完勝。 こんなに強いものかね。 それでもテレビ放映は従来局から締め出されていた。 野球は先細りなのかとひしひしと思う。 そんなことも、人生の大半を生きてしまったという 気持ちのある者にはつらいことだ。
野心 グレイス・ペイリー
小説家、グレイス・ペイリーについて、村上春樹の紹介がある。 グレイス・ペイリーが寡作であることについて、 二つの理由があるという。 一つは、彼女の人生に三つの柱があり、 それは家庭と政治と書くことである。最初は育児に忙し … Read more 野心 グレイス・ペイリー
穂村弘「本当は違うんだ日記」
私が普段読んでいる文章とはかなり肌触りの違うもの。 生活していて、等身大の人間が、 あれこれ感じたり発見したりしている様子が面白い。 オリジナルな感じがある。 この人が生きているということはこういうことなのかと思う。 実 … Read more 穂村弘「本当は違うんだ日記」
旧古川庭園に散歩
東京+バラ で検索したら 旧古川庭園がヒットしたので、夜、散歩に行った。 多分夜だから散歩可能な範囲は狭かった。 あちらこちらに立ち入り禁止の表示があった。 バラはちょうど満開のようだ。 日本テレビの撮影隊が来ていた。 … Read more 旧古川庭園に散歩
大江健三郎・再発見 すばる編集部・大江健三郎 7
小説家にとって、 魂の癒しは簡単にはいかない。 「憂い顔の騎士」 ***** このところ、「憂い顔の騎士」であるドン・キホーテについて 連続して目にしている。 堀田善衛のゴヤの話、大江の小説、道化の話、そして昨日は、 ロ … Read more 大江健三郎・再発見 すばる編集部・大江健三郎 7
大江健三郎・再発見 すばる編集部・大江健三郎 6
セルフの死と再生の物語 ***** 再生するには死が必要だ どうにもくだらない人生ならばいったん死んでも悔いはないが ほどほどのよい人生であれば、いったん死ぬのもなかなかの苦痛である。 そして、その苦痛の後に、苦痛に値す … Read more 大江健三郎・再発見 すばる編集部・大江健三郎 6
大江健三郎・再発見 すばる編集部・大江健三郎 5
文学からの解放 書くことから自由になった人生に対してノスタルジーを抱く 逆に、 文学だけが大江さんを文学から解放できる。 小説を書くのを病めて丸三年、 スピノザとその研究書を読んですごした。 想像力の職業というものに見切 … Read more 大江健三郎・再発見 すばる編集部・大江健三郎 5
奈良に行きたい
やっぱり奈良に行ってこようと思う。 修学旅行以来である。 興福寺に二日、東大寺に二日、奈良公園を歩く。 もっと余裕があったら、春日大社。 行きたいのはその辺りだけ。 調べたら、付近のホテルは、一泊ツインで一人8500円く … Read more 奈良に行きたい
大江健三郎・再発見 すばる編集部・大江健三郎 4
かれらの生まれた場所に再び帰って来る者らは、滅びてしまう。 生まれ故郷に帰る人たちは、そこで非業の死を遂げる。 生き延びる人たちは、遠く離れてゆく人物たちである。 彼らが故郷に帰らない理由。 生き延びる者らは、そこから遠 … Read more 大江健三郎・再発見 すばる編集部・大江健三郎 4
大江健三郎・再発見 すばる編集部・大江健三郎 3
小説によって 個人は作者であると同時に、 自らの人生の読者となる。 ***** なるほど、従って、読者は、 作者が作者自身の人生を読解する現場に立ち会うのだ。 読者とは、教育されたいと願っている人々の群である。
古井由吉「野川」所収「忘れ水」
気になる部分を抜粋。 勤勉はかならず懈怠を後に引くものだ、とあれこれ自他の例によって知らされたのは迂闊にももっと遅くて、四十代に入ってからだった。商売を興すまではくるくると働くが、いったん軌道に乗るとタガのはずれる人間が … Read more 古井由吉「野川」所収「忘れ水」
一つのことにこつこつと
こつこつと人生の仕事を積み上げる、 そんな生き方に私は憧れていました。 中村元先生が、パーリ語から日本語に仏典を翻訳したように、です。 大学生の頃、図書館でよく見かけた女子学生が、 フランス語のテキストと向き合っているう … Read more 一つのことにこつこつと
実作者と評価する者
実際にものを作る人と、それを評価する人 たとえば、プロ野球の選手と評論家 評論家にやってみろといってもできない しかし、イチローと松井について、比較して評論できたりする イチローはバットを振る 評論家は言葉で表現する だ … Read more 実作者と評価する者
ピーマン大王
ごちそうを食べあきたピーマン大王が うまいものを求めて旅をするが見つからない。 百姓なみに畑をたがやし、百姓なみに のどが かわいて水をのんだとき、はじめて ごっくんとのどが 鳴った。(住井 すゑ 「わたしの童話」の中の … Read more ピーマン大王
二回目ならば一回目よりもうまく画ける
ある小学校でプールの壁に絵を画いて卒業制作とした。 しかし教育委員会からクレームがついて、旧状に復すべしとなり、 せっかく画いた絵をタワシで全部消した。 これを朝日が報道して何と大人げないという意見が投書で見られた。 そ … Read more 二回目ならば一回目よりもうまく画ける
巨人第38戦目
高橋尚が先発、しかし山本昌に敗戦。ウッズ 16号 6回ソロ、だいたいがウッズに打たれすぎているのだ。こんなにも打たれて対策はないものなのか。4番のイは確かに不振であるが、信用して任せているのもいい方法だと思う。もし、疲れ … Read more 巨人第38戦目
「若者は幻を見、老人は夢を見る」
原美術館のすぐそばのキリスト教教会である。写真では見にくいが、「若者は幻を見、老人は夢を見る」と、巨大なメッセージである。キリスト教に詳しい人ならばピンと来るのだろうか。普通考えると、若者は未来の夢を見るのがよい。幻とい … Read more 「若者は幻を見、老人は夢を見る」
巨人第37戦目
今日は久保が打たれて巨人敗戦。 小笠原も連続試合安打ストップ。 こんな日もある。 もう少し選手の入れ替えを頻繁にして、 主力を休ませたらいいという意見に賛成。 だけどそんなに甘くないか。
謎の提示
問題は何か。 解くべき疑問は何か。 謎は何か。 それをまず提示する。 そしてその解法を説明する。 それが読みやすい文章である。 しかしながら、わたしの場合、謎が解かれたのは20歳で最後だった。 無論、謎は山のように残され … Read more 謎の提示
うつとそう
躁うつといえば病気の話になってしまうが、 そこまでは激しくない段階のことである。 うつ傾向とそう傾向といえば穏やかである。 わたしの場合は、躁状態の場合には、仕事を向かっている。 うつ状態の場合には、文章を書いたり、つま … Read more うつとそう
野田弘志展
日本橋高島屋で。 野田弘志は精密写実の人。 たとえばブドウの精密な描写、ため息が出る。 何の解説もいらない。 子供でも驚嘆する。 隣の会場では、かな書道展。 これもすばらしい。 精密描写といい、かな書道といい、 長い道の … Read more 野田弘志展
大江健三郎・再発見 すばる編集部・大江健三郎 2
知とか知識というもの、あるいは文化に関する知識をひけらかす人たちは、 とても退屈である。 経験を通して知識を再表現するのでなければ、 知識は意味がない。 経験と知識が結びついているような言葉 つまり、 生活の中で経験と知 … Read more 大江健三郎・再発見 すばる編集部・大江健三郎 2
大江健三郎・再発見 すばる編集部・大江健三郎
これはとても面白い。 大江健三郎という人はとにかく大変な勉強家だということが 分かる。 丸谷才一とか、大江健三郎とか、一体どのようにして読書して、 その内容を吸収しているのだろう。 私などは人生は短すぎると思うのだけれど … Read more 大江健三郎・再発見 すばる編集部・大江健三郎
井上ひさしコレクション「ことばの巻」
索引を作る 本を読む時の工夫として、 書き込みをする、線を引くの延長として、 詳細な索引ができるように、読書中に見つけるごとに、 ページを書き込んでいく、というものがあった。 実はそのような読書はしたことがない。 多分、 … Read more 井上ひさしコレクション「ことばの巻」
巨人第35戦目
木佐貫は好投したけれど、点が取れず、敗戦。 阪神が連敗の泥沼から脱出。 藤川は昨日の直球勝負から一転して、 変化球を多用しつつ、9回をゼロで抑えた。 巨人の9回は、打順が8、9,1番だったので、 残念ながら、凡退だった。 … Read more 巨人第35戦目
井上ひさしコレクション「人間の巻」岩波
厚い本だけれど、切れ切れの集成なので、 あっという間に、面白く読めた。 気分転換にはちょうどよい。 よく勉強していることはもちろんだけれど、 その上で、みんなに面白いと思われるだろう点を みごとにすくい上げて文章にしてい … Read more 井上ひさしコレクション「人間の巻」岩波
高橋康也「道化の文学」
中世は「死の舞踏」のイメージ。 人生とは死(骸骨)によって導かれる阿呆踊り。 恐怖と虚無的シニシズム。 その後は「狂気」のイメージ。 フーコー「狂気の歴史」 治療か収容か閉じこめか 理性主義が固く確立されるに従い、 狂気 … Read more 高橋康也「道化の文学」
韓国映画 恋風恋歌
韓国映画、恋風恋歌。 すれちがいものの一種。 人々はこうしてすれ違っているのだなあと しきりにあれこれと思い出される。 これが人の世の中か。 焚き火の場面。 小学生の頃、ぱっとしない女の子だったけれど、 詩の時間に、 炎 … Read more 韓国映画 恋風恋歌
巨人第34戦目
阪神に連勝。これで阪神は泥沼の9連敗になった。 ゴールデンウィークにひとつも勝てなかった。 悪い時はあるものだ、こんな時こそがまんだし、 こんな時そこ応援だ、阪神ファン、がんばれ。 悪い時の辛抱が人間の真価である。 藤川 … Read more 巨人第34戦目
没頭させてください
私がいま根本的に苦しいのは、 未来が閉ざされていることへの憂いではない。 未来などすでに捨てている。 必要なら何回でも捨てる。 それよりも、未来も過去も考えたくなくて現在に没頭しようとしているのに、 それができない。 そ … Read more 没頭させてください
荒川洋治「詩と言葉」
これも本棚にずっとおいてあった本。 取り出して読んでみた。 昨日は午前中に虫歯の治療をした。 午後には仕事の打ち合わせをした。 しかも一日中ぎっくり腰を抱えて歩いていた。 午前中は頭が詩のモードだった。 本もよく頭に入っ … Read more 荒川洋治「詩と言葉」
巨人第33戦目
今日は本当に楽勝。 何も言うことはない。 打撃陣がよく機能している。 こんなにも強いのだから、 育てながら勝つことを考えてほしい。 投手福田については見事に育てながら勝利した。 李のホームランはいいですね。 軌道がいい。 … Read more 巨人第33戦目
幸運は二度起こるのか?
会社をもう一度始める場合でも、 これまでのノウハウや人脈があるのだから、 ゼロからはじめるよりも簡単ですよね、なんて 言われてしまう。 そんなこともないのだがなと思いながら、 うんうんと話を聞いている。 そして、励まされ … Read more 幸運は二度起こるのか?
二重の敗北
すべてを捨てたはずだ 無一物から出発するはずだった しかし世間は許してくれない 結局過去の残骸をかき集めて つぎはぎの昔の服を着て また歩き出すしかないのだという それこそが本当の敗北なのだ わたしにとっては 二重の敗北 … Read more 二重の敗北
池澤夏樹詩集成
いまの私の心に飛び込んでくるのはとぎれとぎれの言葉だけ なかにパンフレットが挟み込んである 池澤夏樹と須賀敦子の対談 これは面白かった 後書きで、 詩集は青春の記念に一冊あればいいという言葉が紹介されている。 ある人は、 … Read more 池澤夏樹詩集成
現実から退却
こういう状況に至り、(どういう状況か簡単にはわからないと思うけれど)、次の一手に窮してくると、私の場合はどんどん現実から離れてしまう。恐ろしいくらいだ。過去においてもそんな場面があったので、これは偶然ではないことが分かる … Read more 現実から退却
世界の秘密
世界の秘密が開かれる時 それは物理学の秘密だけれど 物理学はまだ完成していない 物理学が完成していないのだから 世界を説明する科学はまだ完成していない 世界は秘密のままだ 人生の秘密は性の秘密に関係している 秘密を知って … Read more 世界の秘密
終わりから再生へ
現在45億歳の太陽は、これから数十億年後に赤色巨星になって終わりになる。 一つの文脈だけにはまって、 その中で最適化するというのは居心地の良いことだが、 一方で精神を弛緩させる。 あるライフスタイルがずっと 続くと思えば … Read more 終わりから再生へ
ぎっくり腰の遅い回復
回復の遅いぎっくり腰である。 全身の筋肉活動も、代謝も、遅くなっているのだろう。 従って回復も遅い。 これから老年に至ればますます遅くなるのだろう。 さらに、困難は複合的になってゆくのだろう。 今回は虫歯とぎっくり腰が因 … Read more ぎっくり腰の遅い回復
四方田犬彦「ソウルの風景」2
「さまざまな視点を提示することが作家のモラルである」 「視線のひとつひとつに最大限の正当性を与えてやること」 「恨とは自分の席、自分の位置が喪われてしまったときに感じる痛みのことである。恨を自分の外側で解こうとすると、怨 … Read more 四方田犬彦「ソウルの風景」2
栃東引退会見
大関栃東が引退を決意して記者会見をした。 気力がなくなったからということらしい。 頭痛がする、脳梗塞の所見があるなど、気になることも語られていた。 脳梗塞や頭痛のことは大変気になることで無理をしてはいけない。 それだけで … Read more 栃東引退会見
価値を創造する仕事
この間までの仕事は 人の手助けをする仕事で もちろんいい仕事だったけれど 不満はあった それは積極的な価値を創造しないという点だ いまこうして書くと甘ったれた話で 価値を創造なんてあやふやな話よりも 人の助けになって感謝 … Read more 価値を創造する仕事
高次元の解決
ひとつ次元をあげて解決する道はある 世間をも納得させる 同時に 私の内面に居座っている目標をも納得させる そのような解決 億劫がらないで トライすべきだろうか できるだろうか いままでできなかったことが今度はできるだろう … Read more 高次元の解決
五木寛之 21世紀仏教の旅 フランスと中国
21世紀仏教の旅シリーズの第四集。 禅をテーマにフランスと中国を訪ねる。 個人的には精神的にとてもつらい時、 それは二十歳の時だったのだが、 紀野一義の NHKブックス No.35 禅 現代に生きるもの という本がとても … Read more 五木寛之 21世紀仏教の旅 フランスと中国
しっとりとした連休明け
ゴールデンウィークがあけて、 空気はしっとりと落ち着いている。 雨を充分に吸い込んだ緑が美しい。 緑のさかんな生命力は逞しくもある。 ぎっくり腰で動けなくなってなおさら 外の生命力が好ましいものと見えているのだろう。 こ … Read more しっとりとした連休明け
朝日新聞社説21
5月3日付け朝刊の21本の社説という大胆な試みを読んでみた。やっと。形式は斬新。内容としては常識的で穏やかなものと感じた。これまでの延長、総まとめという感じだ。突出した話がない分、好感を持った。こうした地道な取り組みがな … Read more 朝日新聞社説21
高銀詩選集 いま、君に詩が来たのか
高銀詩選集「いま、君に詩が来たのか」について、各新聞で言及がある。個人的には特に関心のない人であったが、すこしだけ採録。中学生のときにハンセン病患者の詩集を拾い、詩人を志した。「昨日まであった足の指が今日はないという極限 … Read more 高銀詩選集 いま、君に詩が来たのか
再起する大リーガー
大リーガーが再起するときの一番の障害は、多分、プライドとか、見栄だろうと思う。自分は最大の激戦地で立派にやってきたというプライド。しかしここで立ち止まって考えてみたいのだ。たかだか野球ではないか。アメリカ野球は、自分たち … Read more 再起する大リーガー
巨人第32戦目
高橋尚が2点に抑えたけれど、 打撃陣が1点しかとれず、負け。 高橋尚は初めての敗戦。 しかし内容はとても良いので心配はない。 高橋尚はどうしてこんなに良くなってしまったのでしょうか。 どんな秘密があるんだろう。 ゴールデ … Read more 巨人第32戦目
ノーラン・ライアン
録画されていた番組を見た。 ノーラン・ライアンという人がすごいピッチャーなのだと知ってはいたけれど、 まさに伝説である。 44歳で人生7度目のノーヒット・ノーランを記録。 一体どうなっているんだ。 しかしこの人にしても、 … Read more ノーラン・ライアン
中国の老人ホーム NHK
NHK特集で中国の老人ホームについて。 ネガティブな面を大きく扱っての話である。 見ていると気持ちが暗くなる。 ***** 私は日本の、一応高級といわれている老人ホームに入居していました。 すっかりいやになって、いまは娘 … Read more 中国の老人ホーム NHK