午前中の、NHKスペシャルの再放送で、
新日鉄がミタル社による企業買収の危機にどう対応するかという話。
新日鉄の経営陣は怒っていた。
当然である。
鉄を研究し作ることで社会に貢献してきた会社を、
金融ゲームのような手法で飲み込んでいくなんて、
許しておいてはいけない。
世界の製造業が協力して、
ヘッジファンドグループなどを強力にやっつけることなんかできないものだろうか。
もっともっと怒っていい。
なんていうのは、幼稚というものか。
大人の対策を立てるしかないのだ。
世知辛い世の中である。
わたしはドロップアウトだ。
新日鉄の経営陣によれば、ミタルが
アルセロールを最初の標的にしてくれたから、助かったのだという。
そして企業買収に対する防衛策として、
個人株主に対して、株式保有を働きかけるのだという。