東京国立博物館 法隆寺宝物館

ここは一見の価値ありと思う。

まず建築。カメラを持っていったら、きっと撮影したくなる。

美術書閲覧室がある。

ホテルオークラのレストランが入っていて、多分美味しい。

展示は何と言っても、一階第二室、観音菩薩立像や如来坐像が70点ほど、

小さめのもので、なんとなく個人的な信仰を感じさせる。

それぞれの表情や仕草などから、多分、朝鮮半島の影響が強いのだと、

すぐに分かるようなものが多い。

折しも韓国ブームである。昔の交流を想像してみたりする。

宗教的観念から遠く離れて生きている現代日本人の特殊さを思う。

また、展示の中で、仏教儀式に用いられたおびただしい数の器具を見て、

やはり宗教というものの過剰さを思い知る。

世界観を構築することが脳の根本的な癖なのだと思う。