交詢ビルは一階がバーニーズニューヨーク。
高価なものが並んでいて、
わたしが入ったら雰囲気を壊して、
店員さんに申し訳ないので、
めったに入らない。
上にはレストランなどが入っているが、
高価で怖くて、めったに行かない。
今回は羽振りのいい先輩がご馳走してくれたので、
ついていった。
浮き沈みの激しい人で、多分、躁うつ病。
羽振りのいいのも今のうちだろう。
自分で言っているのだから、書いても支障はない。
四人がけの個室に二人で入って、
えびすの黒ビールを飲んだ。
普通のビールは飲みたくないが、こんなのは飲みたい。
小さな引き戸があるだけで、どんな内緒話もできる。
次々にお皿が出て、どれも工夫があった。
中に、ブロッコリーを焦がしたのがあって、おいしかった。
聞いてみたら、まず、油を、非常に高温にする。
家庭でやったら、火災報知器が鳴ってしまうくらいの高温。
そこに、一瞬だけ、通す。
だから、ご家庭では難しいかもしれませんとのこと。
何を言うか、
大学の実験室でガスバーナーを何個か使って、
深いなべを使い、純正ごま油を一缶あけて、
大学院生にやらせれば、
(自分は)安全にできると思った。
電子顕微鏡を使う関係で、液体窒素がおいてあので、自分はその奥にいたいと思う。
肝心のトンカツであるが、
先輩はロースカツを、わたしは高貴にヒレカツを頼んだが、
ある程度の高級店になると、やはり、ロースカツの方がおいしい感じがした。
もちろん、ヒレカツも抜群においしかったけれど。
ロースの方が複雑な味が出ると思う。