値上げ

あっという間に

ガソリンと灯油が値上がりし、小麦が値上がりし、

物価が全般に上がってしまった。

どうもこれはまわりまわって一回りすれば

国民の所得も上がって、とんとんになるといった性質のものではない様子だ。

昔、植物のDNA特許をアメリカに抑えられてしまったら、

結局、言いなりになるしかないとの話を聞いた。

よく分からないが、農業生産物にも特許権がかぶさるのだろうか。

特許権とかは現実の物ではないのだから、

結局、主張を通すには、軍事力が必要なのだろう。

確かに、原油と小麦をひねられただけで、庶民の暮しはひとたまりもない。

全く新しいエネルギー源を獲得して、

食糧を自給して、はじめてまともにものが考えられるのだろう。

昔の常識から言えば、

格差の拡大は、資本主義社会の進展にともなって不可避に起こるもので、

同時に、リベラリズムへの圧力が高くなるはずである。

革命的エネルギーに直結するはずなのであるが、

全くそうはならないのが不思議だ。

War Guilt Information Programのことを考えても、

英語を勉強する限りは、どうしても、

米英的に考えてしまうというものだ。

ずっと先まで勉強しないと、意識的にクリティカルにはなれないものだ。

英語の浸透度と、独仏語のシェアの低下、を見てみると、支配力は、圧倒的に思える。

日本に生まれて損したと思いつつ生きるか、

そんなことを忘れて、王朝和歌の世界に親しむでもするか。