とてもシンプルに考えて、
労働に二種類がある。
全体の富を増大させるもの、たとえば、農業。
富の分配の様子を変えるもの、たとえば、泥棒。
たとえば政治というのは、
まず富の分配を変えることによって、
ゆくゆく、全体の富を増大させる計画のことだと思う。
だから、間違うと、泥棒みたいになる。
農業といっても、分業が進んでいけば、
直接富を生産しない人たちが増えてくることになる。
直接に富を増大させることの喜びを思い出したいものだ。
食べものは役所に落ちているのではなくて、
森に落ちている。