星空を楽しむ 白磁

ギリシャの神々が星空を支配する想像力はいくらなんでも過剰だけれど、
自分なりになじみの星の配列を思い出すことができる。
やっぱり星図に支配されている。

白磁に譬えられる皮膚の下を流れる
静脈の枝分かれの様に
しばし見とれてしまう。
そのたたたずまい。
そこには流体の力学があるはずだ。
蜂の巣状が合理的なのだろうけれど、
そうなっているわけでもない。

青白く流れる皮下静脈は無限の形で問いかける。