韓国の女優さんは特にだけれど、日本の女優さんも
童顔が多いと思う。
岸恵子などがハリウッド風のメイクをしていた頃とはかなり違う。
吉永小百合とかイ・ヨンエが典型的な童顔で、
ジュリア・ロバーツなどが典型的な大人顔だと思う。
「恋する神父」の女優さんも童顔で、スリムな体型で、
漫画から抜け出してきたような姿をしている。
野球のイチローは、日本ではじめて200本安打した頃はとても童顔で、
いまはかなりとんがった顔になって、あるいはそのようにつくっていて、
大人の顔をしていると思う。
モンゴロイドは成長のスパートが遅いようで、
二十歳前後といってもまだ童顔である。
白人といってもいろいろあるだろうけれど、
一般に、童顔でいられるのはモンゴロイドよりももっと年少で、
二十歳ともなると、骨格もがっしりしてきて、
あごが出てきたりして、赤ん坊のような丸顔またはうりざね顔ではなくなってくる。
日本人では、顔つきについて、大人のスパートが早く来てしまうと、
なんとなくふけた感じになってしまうのだろうと思う。
このスパートが早いか遅いかは自分では決められないから仕方がない。
大人顔へのスパートと老化は別のものだと思うが、
多分、区別されないで感じられていると思う。
日本人は恋愛適齢期にはたぶん童顔のままの頃だと思う。
結婚したあとくらいに大人の顔になって、そのあと老化が始まるのだろう。
童顔が好ましいか、大人顔が好ましいか、
現状で女優などを見ていると、
アジアではどうも童顔が好まれているようだと思う。
女性の場合には、
ふっくらした感じの童顔から、
少しやせた感じになるか、すこしふとっておばさん体型と
おばさん顔になるかというところだろう。
男性の場合も、
大体中年太りが相場である。
大人スパートのときに作られるのは骨格であり、
あごの具合からして、性ホルモンのほかに成長ホルモンが関係していると思う。
西洋女性のあごの具合とか手足の具合を見ると、
ごつごつして男みたいだと感じることがあり、
また体毛の具合や腰の張り出し方などを見ても、
それはこの大人スパートと関係していると思う。
骨格のほかに、筋肉のつき方と脂肪のつき方がある。
太っていて、その人本来の骨格がわからなくなってしまっている人もいる。
日本では、従来は童顔の頃に恋愛をして結婚すればよかったのだが、
最近は結婚と出産の年齢が高くなってしまい、
童顔でかわいがられることが難しくなった。
童顔の恋愛適齢期を学業や仕事でつぶされてしまう。
大人スパートがきたあとで、恋愛をするのは、
ライバルが童顔だったとすれば、多少は不利になる。
白人の場合には、
大人オスパートが早いから、童顔のうちに結婚出産というわけにはいかない。
大人顔になってから、大学、就職、結婚、出産である。
日本では二十歳で童顔という条件があるとすれば、
童顔のうちに結婚して出産を終えて、そのあとで、勉強も仕事も計画すれば、
人生の計画がうまく行くように思うが、
どうなのだろう。
実質的に男性は22歳から仕事開始、女性は30才から仕事開始となってしまい、
ある種の壁ができてしまうのだろう。
母体のコンディションを考えれば、
やはり二十歳くらいにはじめての妊娠出産が望ましいといわれていて、
そうした自然の条件にかなった人生の計画が立てられる方が望ましい。
日本人の場合には、その時期は童顔であり、
白人の場合には、大人顔である。
その違いがある。
日本人の場合二十歳では童顔と言っても、個人差はかなり大きくて、
大人スパートも短期間に終了するものでもないだろうから、
こんなにくっきりは言えないだろうけれど。
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日本男性が童顔が好きなうちは、出生率は上がらない。
女性が童顔の頃は結婚適齢ではなく、
結婚適齢になってしまうと、大人顔になってしまっている。
白人の場合には、早く大人顔になり、大人顔が好まれ、恋愛もするから、
出生率の低下は限定的である。
童顔から大人顔への変化がいつ起こるかで、
だいぶ条件が違う。
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かなり粗雑な描写。