ガソリン暫定税を廃止すれば、平均して一世帯あたり、年間に「6万円」になるのだそうだ。
改めてすごいねえ。
どのように計算するかよく分からないが、そのように書いていた。
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このお金で公共事業をして、土建屋に金を回し、一部政治家に還流させ、
役人は高級マンションに住み、高級車を買い、ゴルフに行き、温泉旅行に行き、
料亭に行き、マッサージチェアを買い、高級な釣り竿や魚群探知機を買い、というわけだ。
アロマのセット、フィットネスバイクや囲碁、将棋のセット。
釣り竿、魚群探知機。釣り竿は、1本8万円もする高級品。
全国に50以上もある国交省の公益法人は、まさに「天下りの巣窟」で、
何の仕事もしてない寄生虫に、国交省は莫大な税金を垂れ流し、
旅行代やゴルフ代、飲食費や遊興費などに消えて行く。
こんな風に怒っているわけだ。
道(未知)普請などと名づけて、ミュージカル、展示会館などで、道路の大切さを
国民に教えてくれている。
おかげで今では日本人は、道路を大切なものと思い、どんどんお金をつぎ込んでいる。
という意味の新聞記事である。
今まで報道しなかった責任はどうした?
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でも考えてみれば、おかげで、土建屋、不動産屋、自動車屋、ゴルフ屋、温泉、料亭、みんな儲かったわけだ。そしてそこからお金がまわっていった。おかげであなたのところにもお金がまわっていった。あるいはあなたの親戚の家にお金がまわってきた。そういうことだと思う。
このお金のな流れを止めてしまうと、生活保護受給者が増えたりする。
仕事がなくなってしまう。仕事がなくてみんなパチンコに行って遊んでいるよりは、
やはり仕事があったほうがいいのではないか。
基本的には国民の仕事は農業で、日本人ならたいていの人が特別の訓練がなくてもできていたものだった。
しかし現在農業は崩壊していて、代わりに出稼ぎとか土木作業員という時代があった。
もうそれもできなくなっていて、どうしましょうかという段階にきている。
みんながITができるわけでもないし、金融資本主義の勝ち組になれるものでもない。
何か仕事を作ってあげて、働いてもらって、その結果として、給料をもらった方が気持ちがいいのではないか。
国民として健全で、すがすがしい感じがする。
しかしその実体は、無駄な道路をむやみに金をかけて作ったり、
社会保険庁でアルバイトを雇って、ぜんぜん使えない年金記録を作ったり、
そんなものだ。
それでも、ただで配るよりは健全だと思う。それが社会政策というものだ。
昔は軍人恩給というものがあった。
最近は宗教法人の拡張がある。
税金免除とはいいながら、結局、
税金をただで配っているようなものだ。
しかしそれも最悪でもない。
彼らはお念仏を唱えていれば、生活費がもらえるとしたら、
チベットの仏教徒と同じレベルで、かなり敬虔なのだ。イスラムとも同じ。
パチンコをしているよりは、念仏の方がいいだろうともいえる。
道路を神様だと思って劇をしたり会館を作ったり、
宗教と同じ手法だな。
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わたしの身のまわりでも、役人もいるし、土建屋もいる。その人たちのおかげで、
年よりも暮らして行けているし、こちらの負担は少なくなっている。
役人を減らせといっているが、
親戚のおじさんと、親戚の若い子が役人で、
まじめに働いているのに、報われていない、となったら、
役人を減らせでいいのだろうか。
減らさなければならないことは、数字から明らかなのだが、
その場合、まじめで他でも働ける人がさっさと退職して、
他ではまともに働けないような人が居残りそうな気がする。
そしてそのような人たちは辞めても職もないから、
結局何かの保護を申請したりして、
やっぱり税金を使う。
役人だから、行政の制度には詳しい。
回り回ってそういうことのような気がする。あまりいい考えもない。