クジラとイルカ 類感呪術

必要不可欠でどうしても食べたいというものでもないだろう
昔は、クジラを捕獲したら、せっかくだから、いろいろに利用したと思う
食べたり、油を利用したり、骨を利用したりしたと思う
昔、受験英語の短い文章に、クジラは無駄にしないで利用しつくしているのだといった意味のことを書いていて、
多分、書いたのは英国人なのかなと思う。

漁師が海に出たらイルカがいて、
イルカと魚の取り合いになったので、
イルカを捕獲し、無駄にしてはいけないので、食べてみたという経緯も、理解できる。

クジラは、何と言っても、一番大きな哺乳類だ。
人間は、類感呪術と呼んでいるが、
クジラ食べればクジラのように大きくなれるとか、
子供をたくさん産む動物を食べたしまえば、その繁殖力を自分の中に取り込めるとか、
そんなことを古代から考えていて、
今も習慣として残っている。
中国の古代の詩、詩経などにはいろいろとのっている。

どうでもいいから食べるのではなく、
愛していて、尊敬していて、憧れているから、食べるという側面も、人間にはあるのだ。

今でも、すっぽんを食べたりしている。
すっぽんを食べるのはクジラほど残虐じゃないのかな。

当たり前だと思って食べるなら、
相手の生き物には申し訳がない
感謝して食べるなら
お互い様というもので
それが生き物だ