いろいろな解釈や憶測がある。
手元には朝日新聞と日経新聞が読まれないままで積まれている。
簡単に言えば、
ヨーロッパ諸国は、タイムマシンに乗って、
自分たちの過去を告発しているのだと思う。
奴隷制、
十字軍、
暗黒の中世、
魔女狩り、
そして極めつけは免罪符。
そしてまた、アメリカ大陸征服。
堀田善衛「ゴヤ」に一端が描かれている。
タイムマシンに乗って、
免罪符を売りつけた人たちを「矯正」して欲しい。
アメリカの原住民に人権の概念を教えて欲しい。
多分、中国人も、1000年もたてば、アフリカ人に人権を説教し、
アフリカ人に知的財産権を売りつけ、
アフリカ人に中国語を布教して歩くだろう。
英語は古典ギリシャ語みたいな位置づけになるだろう。
古典はギリシャ語、ラテン語、英語、中国語、という系譜になるだろう。
ヨーロッパ諸国が中国を非難するのは、
リンカーンがタイムマシンに乗って、
アリストテレスに、奴隷制はいけないと説教しているようなものではないか。
それぞれの発展段階があるのだ。
それを知恵深く折衷していかなければならない。