高3いじめ自殺 広がる「酷い」の声

高3いじめ自殺の全容続々解明 広がる「酷い」の声
 神戸市の私立滝川高校で3年生の男子生徒が飛び降り自殺した事件は、次第に全容が明らかになってきている。遺体のズボンのポケットにあった遺書に数名の同級生の実名が挙げられており「金を払えと要求された」「金が払えない。成績も下がり、死ぬしかない」と書かれていた。この痛ましい件は現在ブログで非常に多く語られており、多くの人に衝撃を与えている。

 男子生徒は恐喝を受けた以外にも、いわゆる“パシリ”をやらされたり、モヒカン刈りにされたり、ネットに下半身の写真を掲載されるなどの嫌がらせも受けていた。学校側は当初「いじめは把握していない」「成績が下がったのが自殺の原因では」などとしていたが、同級生逮捕を受けて「いじめがあったかもしれないと言わざるを得ない」と態度を一転。学校側の再調査の結果、生徒もいじめを認めた。伊吹文部科学相は「いじめというよりも恐喝で、完全な犯罪だと思う」と述べた。

 このことについてブログでは「関係者側の対応を新聞などで見る限り情けないとしか思えない」「いじめとかくだらなさ過ぎる」「いじめは、どんな理由があろうと、いじめた方が悪いと思います」「むごいことするね」「絶対に許せない」など、いじめを非難する意見のほかに、学校側の対応の悪さを指摘する声もある。